去年の暮れ、瀬戸内市の工房から備前焼11点、あわせて530万円相当を盗んだ男が逮捕されました。窃盗の疑いで逮捕されたのは住所不定、無職の小松太治容疑者(44)です。小松容疑者は先月30日の夜から翌朝にかけて、瀬戸内市牛窓町の備前焼作家、安倍安人さんの工房に忍び込み備前焼の水差しや茶碗など、未完成のものも合わせて11点を盗んだ疑いです。31日朝、窯を焚くために工房を訪れた安倍さんが盗難に気付いたということです。今月9日、小松容疑者が盗んだ作品のうち3点を広島市の古美術商に売ろうとして盗んだ作品とわかりました。安部さんは「未完成のものが盗られたことが悔しい。未完成品を持っている人がいたら返してほしい。完成させて差し上げます 」と話しています。
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