皇居勤労奉仕の感動

  平成18年1月10日から13日までの四日間、皇居勤労奉仕を実施しました。
奉仕の期間中に、こんなエピソードがありました。
  三日目の午前中の奉仕を終えて、奉仕団の詰所である皇居構内の窓明館に向かっている途中、一人のお巡りさんが自転車に乗って、「ご苦労様」と声を掛け、次のように仰いました。
「素晴らしい高校生ですね。規律正しくて。今時こんな高校生はいないよ。皇宮警察官へ生徒を寄こしてください。大学を卒業してからでもいいですから。そのように指導してください。是非採用します」。
  聞くと、そのお巡りさんは、「東京で一番田舎の駐在署長です。だから、こうして自転車で廻っているんです」と、皇宮警察署暑長であるとこを、冗談混じりで紹介してくれた。そして、「奉仕団が帰る際に、皇宮警察官の募集要項を団長に渡してもらうんです」と言って、坂下門の詰所へ自転車で走っていきました。
  皇宮警察官署長から松風塾の生徒達を高く評価していただいたのですから、ありがたいなァと思いました。
  さて、この度も皇太子殿下と天皇・皇后両陛下のご会釈を賜ることができました。皇太子殿下は初日に、天皇陛下には最終日の四日目でした。今回は、昨年三月まで皇太子殿下にお仕えしていた卒業生が本校の事務局員となりましたので、急遽引率者として参加してもらいました。皇太子殿下は、ことのほかお喜びくださったようです。ご会釈の時は、わざわざ最前列に立っていた職員の前まで進まれ、労いのお言葉を掛けてくださいました。
  私は、その隣にいましたので、殿下がお近づきになられた時、殿下から熱き息吹(霊性)が、私の体の左半身に感じられ、感激いたしました。彼女は、その熱き霊性を全身で受けられたと思い、「感激の涙を流しているな」と直感し、左横の彼女に目をやると、予測したとおり、感激の涙で一杯でした。高徳な方の霊性に触れると、それだけで浄化されるものだとうことを、改めて実感しました。
  生徒達が天皇陛下のご会釈を賜った感想文の一つを紹介します。 
天皇陛下を見た瞬間、「日本を守らなければならない」とと思いました。そして、魂の清らかさが伝わってきました。マッカーサーが、昭和天皇と会談した時、「われ、神を見たり」と感激したのと同じような感覚ではないかと思いました。そして、この天皇様をお守りしなければならないと思いました。その為に今、私ができることは、今を精一杯 生きることです。そして、世を浄める青年となることだと思います。辛い時は、このことを思い出し、頑張ります。
  創立者田澤康三郎先生は、在天にて、生徒達のこの心を照覧し、お喜びのことと拝察しました。(平成18年2月1日記)
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