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小沢代表不在 民主も呆然 (2/2ページ)

2008.1.12 00:02
このニュースのトピックステロ特措法
衆院本会議で新テロ特措法案の投票前に小沢一郎・民主党代表は退席していた。小沢氏の席の両隣に座る菅直人代表代行(左手前)と羽田孜最高顧問(右端)=11日午後1時42分、衆院本会議場(撮影:酒巻俊介)衆院本会議で新テロ特措法案の投票前に小沢一郎・民主党代表は退席していた。小沢氏の席の両隣に座る菅直人代表代行(左手前)と羽田孜最高顧問(右端)=11日午後1時42分、衆院本会議場(撮影:酒巻俊介)

× × ×

 「(法案成立は)良かったと思います。約3カ月間、ずいぶん長い時間がかかりましたね。本当に丁寧に説明してきましたから…」

 午後6時50分、福田康夫首相は首相官邸で記者団の取材に応じたが、表情は終始固かった。

 臨時国会は2度の延長により通常国会並みの128日間のロングラン国会となった。新テロ法案の審議時間は衆院40時間55分、参院45時間40分。膨大な労力が注がれた割に得られた成果は乏しく、衆参ねじれ国会の厳しい現実だけが浮き彫りになった。

 大連立構想は頓挫し、ねじれ解消への処方箋が見えぬまま18日には通常国会が召集される。景気減速や原油高に加え、揮発油税の暫定税率などを担保する歳入関連法案(日切れ法案)は3月末に期限切れを迎え、与野党攻防の火種は尽きない。首相の視線はすでに「第2ステージ」に移っているようだ。

 小沢氏の途中退席についても首相の言葉はそっけなかった。

 「小沢氏にご都合があったわけでしょう。私からとやかく言えません」

 同じ頃、小沢氏は浪速のギャルの握手攻めにあい、笑顔を振りまいていた。

 「私は本当に感激している。みなさんの大阪を何とかしなきゃいけない。どうもありがとう」

 約1キロの行脚を終え、地元記者に囲まれた小沢氏は上機嫌でこう語ったが、突然、厳しい表情に変わった。東京から追いかけてきた各社の政治部記者たちが目に入ったのだ。クルリと背を向け、無言で車に乗り込むと、追いかける記者たちに一瞥もせず猛スピードでその場を立ち去った。同日夜、民主党役員室は報道各社に「(取材の)ご期待には応えることはできない」と回答した。

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衆院本会議で新テロ特措法案の投票前に小沢一郎・民主党代表は退席していた。小沢氏の席の両隣に座る菅直人代表代行(左手前)と羽田孜最高顧問(右端)=11日午後1時42分、衆院本会議場(撮影:酒巻俊介)

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