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バス転落死男児、ボールに腰掛け不安定に

 東京外環自動車道でサッカーチームのマイクロバスから埼玉県ふじみ野市立東原小5年の吉崎健君(11)が転落、トラックにはねられ死亡した事故で、さいたま地検は11日、自動車運転過失致死罪で、バスを運転していたコーチの会社員引地功一容疑者(33)を起訴した。引地被告は起訴事実を認めているという。

 吉崎君が転落前、ドアステップ付近でサッカーボールに腰掛け、不安定な状態だったことが新たに判明。地検は、多数の児童を乗せてバスを運転する引地被告が、発進前にスライド式ドアが開かない状態にするのを忘れただけでなく、車内の児童の動きに気を配らず、2重に注意義務を怠ったことを重視したとみられる。

 起訴状によると、引地被告は昨年12月24日午後6時10分ごろ、東京都練馬区の東京外環自動車道で、サッカーチームの小学生24人を乗せたマイクロバスを運転。その際、注意義務を怠ったために吉崎君は体の一部をドアレバーに接触させ、ドアが開いて転落、左後方から来たトラックにひかれて死亡した。

 県警の調べでは、ドアは事故時、手で開けられる手動モードになっており、ドアロックも解除されていた。

 地検は、同容疑で逮捕されたトラックを運転していた男性会社員(25)については、処分保留で釈放している。

[2008年1月11日23時32分]

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