2008/01/11

また清和会か!

防衛省利権問題 空白の2日間は16日でビンゴ と題して、オフィスマツナガがこう書いているんだが、

つまり、検察は、国政への影響を配慮する。
 1月11日は、新テロ特措法は衆院で再可決で成立。
 1月15日は、延長された臨時国会の会期末。
 1月18日は、通常国会召集。

 空白の2日間とは、1月16日、17日の2日間。
 しかし、
 1月16日は、民主党党大会
 1月17日は、自民党党大会

「で、ビンゴは、1月16日」(辻野記者談)

なんだかねぇ、悪い日本語の典型w ビンゴって、誰がどうなるのかが書いてないじゃん!? これじゃNEWSにならんぞ、って、惚けた事を言ってみたりするんだが、そこら辺はさすがに古狸なので、尻尾は捕まえさせないわけだ。で、仕方ないので読み解いてみるんだが、

ビンゴ! ビンゴ!
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発売日:2006-06-17

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ネットカフェ難民に60万円プレゼント

98dog

こないだまで、この犬もホームレスだったわけだ。幸いにして、極めて性格がよいので、拾ってくれる人がいた。まだ名前はついてないんだけど、つうか、飼いたいという希望者がおいらの身内だけでも何人かいるわけで、まだ決まってないんだけどね。犬でも人間でも、努力すればシアワセになれる。協調性のないヤツはどこに行っても成功しない。で、ネットカフェ難民とかいうヤツなんだが、東京都が60万円、カネをあげるんだそうで、なんだかねぇ。

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発売日:2005-08-03

おいら、学生時代は板橋に住んでいた。風呂なし、四畳半ふた間、大工の作業場二階で、隣が鉄工場で、一日中うるさい。反対側の隣は漬け物工場で、一日中臭い。それで家賃が18000円。就職して給料が手取り10万円くらいだったので、そこから脱出できない。やっと脱出したのが、やはり四畳半ふた間だが、ひと間は「窓がない」行灯部屋。今度は風呂付きだが、横浜の菊名だった。額面20万そこそこの給料では、とても二十三区どころか都内に住めない。それで家賃が47000円。自分で家を建てるまではそこに住んでいた。

ネットカフェ難民というのは、結局、「都心に居たい」わけだ。往復3時間かけて仕事に通うのがイヤで、でも、バイト料の高い都心から離れたくない。その結果が、ネットカフェに住みつくという選択肢に至るわけで、そもそも都心で部屋を借りて生活したら、どう考えても毎月30万以上は生活費がかかる。安いスーパーもないし、家賃も高い。三度三度、外食、またはコンビニ飯だったら、食費だってかさむ。とても日雇いバイトでは生活できない。一方、なんとか生活できる郊外から都心のバイトに通うとなると、今度は交通費がかかるし、時間もとられる。それでもみんな無理して通っているんだが、ネットカフェ難民は「楽をしたい」からネットカフェなんだな。そんなヤツに、なんで60万円もあげなきゃならないのか。

で、コレなんだが、「畳敷きのネットカフェ」だ。畳敷きはいいね。ゆっくり手足のばして寝られる。つうか、ハッキリ言って「ドヤ」なんだが。最近のドヤはコンプータが付いてるんだw まぁ、コレで英文のサイトを作れば、世界中から寝袋背負ったバッグパッカーが押し寄せるんだろうけど、このまま行けば都心がどんどんスラム化して行くのは間違いなさそうだ。

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人口ボーナス

株式日記さんちで、中国が労働人口の減少で成長がストップするという説を展開しているわけだ。

日本で売られている格安の中国製品も生産コストの上昇で値段が上がって来るだろう。今までは中国からデフレが輸入されてきましたが、今後はインフレが中国からやってくる。もともと中国の製造業の国際競争力は人件費の安さと人民元の安さが特徴だったのですが、今後は高コストな環境で競争を強いられる事になる。

2009年から中国の労働需給は逆転して中国も労働者を海外から輸入しなければならなくなるようだ。すでにベトナムとかアフリカなどから安い労働者を雇っているところも増えてきた。日本では研修制度を利用して中国からの安い労働力を利用していますが、今後はそれも難しくなるだろう。

で、そこに貼られているのが、逆人口ピラミッドの図版なんだが、「都市部」と書いてある。30~40歳あたりにピークがあって、以後、減る一方なんだが、特に4歳以下の層はピーク時の半分しかない。

Toragraf

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2008/01/10

男芸者と便利屋と

クレイジーパパのサイトで、防衛利権騒動の登場人物評なんぞやってるんで紹介してみる。この「事件」は根が深いので、登場人物の背景を探るのが理解に役立つわけだ。で、まずは守屋なんだが

出世街道を駆け登っていたころのの守屋は「天皇」ではなく「男芸者」だった。お座敷で政治家に酒を注いで回り、歯の浮くようなお世辞を言うくらいは朝飯前。なんでも調子を合わせて重宝がられ、族議員の会合には引っ張りだこ。出張先から有力議員への名産品直送をする気配りもして、しっかりと政界人脈を築いていった。

あの顔で人なつこいらしい。拾ってきた犬みたいなもんだな。で、せっせと政治家にオベンチャラ使って酒を注いでまわるようなタイプで、政治家というのは威張りたい人が多いので、そういう役人は可愛がられるわけだ。で、平成10年なんだが、背任事件で防衛事務次官やら官房長やらが引責辞任という騒ぎがあったわけだ。

ときの防衛庁長官、額賀福志郎は、空きポストとなった官房長に、守屋を指名して、自らは辞任した。守屋の「3階級特進」は話題となった。

額賀とは、そもそも、そういう関係である。守屋は額賀に恩義を感じ、その意向に沿って動いてきた。米軍基地を名護市のキャンプ・シュワブ沿岸部へ移設し、滑走路をV字形にするという額賀のプランを後押しし、日米合意にこぎつけた。

宮崎逮捕のあと、捜査の手が自分にも伸びてくるのをおそれていたころ、一番頼りにした政治家は間違いなく額賀であっただろう。

ところが、額賀は秘書を使って「忙しい」と面会もしなかったそうで、裏切られた事を知った守屋が頭に来て検察にしゃべったというんだが、これで額賀が捕まったら面白いね。で、お次は注目の人物、秋山なんだが、

世の中には「面倒なことでも、頼めば何でもやってくれる」というタイプの人がいて、重宝がられる。最初は便利屋ていどの存在に見えていても、いつの間にか、力をつけていることがある。表に出ない黒子のようだが、そこいらの役者など足元にも及ばない。秋山はそんなカテゴリーに入るだろう。

政治家というのは、基本的にあまり英語も得意じゃないし、武器や兵器に興味があるわけでもない。なので、そういう便利屋がすべてセッティングしてくれると便利だ。しかも秋山は、自分はあくまでも政府の補助金まで貰う「非営利団体」日米平和文化交流協会の理事という肩書きで動いていたので、業者ではないので警戒もされにくい。業者の接待で食った飲んだ旅行だというと問題だが、非営利団体だと平気というわけだ。つうか、非営利団体のどこから政治家を接待するカネが出てくるのか考えると、こら、明らかにヤバいんだがw

で、こうした便利屋だとか男芸者だとかが、政治家や軍需産業のあいだを泳ぎまわって小遣い銭稼いでいるあいだはまだ良かったんだが、山田洋行の親会社の弥生不動産が経営不振で、山田洋行が身売りするという話が出てくるわけだ。北朝鮮との関係が取り沙汰されるホリエモンが200億で買うとか、正体不明のどっかのファンドが100億で買うとかあったんだが、結局、売れないままに弥生不動産の不良債権処理がドガチャガと終わり、とりあえず身売り話は消えた。ところが、山田洋行を実質的に動かしていた自衛隊OBの宮崎専務は、事務次官の守屋とつるんで、独立して日本ミライズという会社をでっちあげるわけだ。

「防衛省の天皇」といわれたほどの実力者を手中にした宮崎は、あくまで強気だった。彼らの策動の結果、思い通りにGEは2007年3月、CXエンジンに関する山田洋行との代理店契約を解除し、ミライズを新たな代理店に指定する意向を防衛省に通知した。すでに裁判沙汰になっていた両社の争いは、ここからさらにエスカレートする。

山田正志は親しい政治家の一人である久間に“宮崎・守屋連合”の撃退を依頼した。久間はさっそく、秋山に相談をもちかけ、秋山は協力を約束した。こうして、
「宮崎・守屋」vs「久間・秋山・山田」という対立構図ができあがった。その後、何者かが宮崎と守屋の癒着を検察にリークし、マスコミに騒がれるようになった。

久間の意を受けた秋山、あるいはその関係者と思われる人物が宮崎の周辺を調べまわった。そして、日本ミライズの土地建物に
北朝鮮系の貸し金業者の抵当権がつけられている事実をつかんだ。恰好の材料だった。秋山は「そんなのと契約すると問題になりますよ」と久間に報告した。

この対立軸は問題が表面化する前から一部で囁かれていたんだが、つまり、守屋・秋山という、官民双方での便利屋、男芸者が対立する事によって表面に出てくるわけだ。

そもそも、利権というのは安定している時には表面に出てくる事はない。何かのバランスが崩れた時に、初めて表面化する。どっちも得しないような不毛な争いなんだが、双方が意地になっている以上、仕方ない。つうか、関係ないおいらにしてみりゃザマーミロだ。で、続々と旧悪が暴露されているんだが、たとえば、
安倍晋三が絡んでいるんじゃないかと言われている、神戸製鋼の化学兵器処理事業。秋山の社団法人を使って、そもそも筋ではない神戸製鋼に巨額の事業を流したんじゃないか、というんだが、

そこに「天皇」といわれた守屋の力が働いた。交流協会の安保研という実績のない団体を強引に競争入札に参加させ、落札させる。そして、その調査結果から「制御爆破式」という神戸製鋼に有利な方式を選択する。これで、少なくとも外務省に防衛庁が楯突いたという印象は避けられる。

あとは、守屋、宮崎、秋山らの思うがままである。

これで、神戸製鋼は下請けに宮崎を使い、宮崎はわざわざアメリカから潜水士を呼んで仕事をさせる。日本にも、潜水士はいくらでもいるんだけどね。で、そこから秋山に裏金が支払われたというんだが、たぶん、例によって海外法人の名前とか使っているんだろう。防衛で海外となれば、税務署も絶対に手を付けられない。

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もうひとつ、大きな爆弾なんだが、例によってインド洋無料ガソリンスタンドだ。

海上給油活動で米軍などに
無償提供した油は221億円分にものぼる。A社、B社と匿名で記載された燃料調達資料をみると、ほとんどがその2社との随意契約である。

これまでの話の流れを総合すると、米DESCの確保した「F76」を
二つの謎の日本商社を通じて、中東のバーレーンなどの石油基地で調達したと考えられる。

だとすれば、米国から購入する燃料の取引に商社が介在し、せっせと外国の艦船に給油して、米国の国家機関と日本の特定の商社を大もうけさせていたことになる。

石破防衛大臣によれば、「テロの恐れがあるので、商社の名前は公表できない」というんだが、それが
実は山田洋行でしたという噂がないわけでもない。山田洋行だったら、そら、テロに襲われるだろw 100億の油を200億でわざわざ買って利益供与してたとかいうんだったら、そら、日本の全国民からテロを受けても当然なんだが、
「テロの恐れで公表できない」そうで、これが子供だったら「お母さんに言えないような事におカネを使ったの!」と逆上した母親にお尻ペンペンされるところなんだが、石破大臣じゃ誰もお尻叩いてくれないんですかね? なんだったら、いい女王様、紹介しますぜw

水のトラブルでトラブル

全国規模でやってる水道トラブルの会社なんだが、電話番号をよく確かめてみると面白いわけだ。電話帳で調べてみると、たとえば、静岡県東部では沼津市にしか、「住所」が記載されてなかったりする。三島や熱海は、「営業所」とあっても0120の電話番号があるだけで住所が書いてないw つまり、「日本のどこかにあるコールセンター」で全国の電話を受けていて、それを地元の提携業者に流しているだけなのだ。地元の提携業者というのは社員数名の小さな水道屋なので、高いフランチャイズ料を払うためにボッタクリに走ったりする事もないわけじゃない。

下水道の詰まりというのは原因が千差万別で、対応も千差万別。先日、沼津の干物工場で排水が詰まって水道屋を頼んだんだが、水道屋は詰まったところを突っつきまわして、かえって詰まりが酷くなってしまった。あげく、「コンクリを全部剥がして配管しなおさないとダメです。200万円かかります」と、コレでカネだけは8万円取って帰って行った。干物屋が頭を抱えてね。で、おいらの会社に電話して来た。おいらの会社には、高い圧力で詰まりを吸い取る車がある。いわゆるバキュームカーより、もっと協力なヤツ。河川の浚渫に使ったりするんだが、フェラーリやランボルギーニ並みの値段の特殊車だ。それで駆けつけてちょっと吸ったら、あっという間に治ってしまった。料金3万円。まぁ、アレだ、上から流れて行って詰まったモノが、押し込んで解消するわけがないw でも、普通の水道屋は吸い込む機械なんて持ってない。「コンクリ剥がさないと治りません」というのも嘘じゃない。その業者の腕では、そうなんだろうが、客にしてみりゃたまったもんじゃない。また、吸い込む機械を持っていたとしても、強引にやると配管を壊して大変な被害になってまう。詰まりの修理は、実はかなりむずかしい仕事だ。

沼津「奧和」 無添加干物詰合せ

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結論を言うなら、水道トラブルは、自分の宅地内であっても
市役所に電話するのがベストだ。真夜中だろうが日曜だろうが構わない。24時間、365日、待機している人がいる。そこから業者にまわされて来た仕事については、あとから役所に報告しなきゃならないので、ボッタクリが出来ない。水道屋が役所に睨まれたら商売にならない。なので、これからはトラブルが起きたら必ず、役所に電話してくださいw

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犬を拾った

Dogdogdog

正月早々、犬なんぞ拾ったわけだ。修善寺の山の中を彷徨っていた迷い犬で、やたら他人の家に入って来て困るというんで市役所に通報されて捕まり、あの木枯らしの中、役場の檻の中に閉じこめられていた。そのままだと保健所送りだというので、ウチのスタッフが可哀そうだと大騒ぎ。仕方ないので、話をつけて引き取ってきたというわけだ。「こんな犬だった」と描いてくれたのが上のイラストなんだが、何だかよく判りませんね。で、届いた犬というのがコレだ。

Dsc_0138

いや、似てるわw で、体重7.5kgの柴犬っぽい犬で、獣医に健康診断してもらったんだが、「年齢不詳」だそうで、まぁ、年寄りではないけど、子犬でもない。寄生虫もいないし、健康で何よりだ。よく遊ぶし、はしゃぐ犬なので、まだ若いと思うんだけどね。体重から考えると、柴犬とは言っても「豆柴」というヤツだ。とても人懐こくて甘えん坊だ。まったく吠えない。安いドッグフードをガツガツいくらでも食べる。人間が膝に乗せると、そのままおとなしく寝てしまう。元旦に引き取ってからもう一週間なんだが、飼い主が出て来ないので、もうおいらのもんです。

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ローカルFMなんか商売にならんよ

このところ、自由化の波に乗ってやたらFM局ができるわけだ。しばらく前に三島にも出来て、おいらも遊び半分であやしい番組やったりしていたんだが、アレだ、むかし懐かしい糸居五郎スタイルで、タイのフォークソングとか、戦前の歌謡曲とか、どこでも聞けないような曲ばかり流していた。物凄く大変だった。たかが30分の番組を作るのに、準備からすると丸一日かかる。糸居五郎スタイルというのは「ノンストップミュージック」なので、曲と曲の合間のしゃべりにもBGMで曲が流れる。30分の番組でも、アルバム5~10枚は用意しておかないと間に合わない。たとえば、宇多田ヒカルがデビューした時には、藤圭子のバックでコーラスやってた10歳の初レコーディングから、家族で作った13歳の自主制作アルバム、そしてデビューアルバムと、そこまで揃えて紹介した。宇多田ヒカルは、16歳で彗星の如くデビューしたと思われているんだが、実は、デビュー前の下積みがけっこう長いw そこまで調べて自費でアルバム揃えて本気でラジオ番組やると、物凄く大変なのだ。

Automatic/time will tell Automatic/time will tell
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発売日:1998-12-09

で、もちろん、地方FMでそんな贅沢はできないので、企業とのタイアップ番組垂れ流しとか、実際にはそんな感じになるわけだ。それでも「売れる」時間というのは限られているので、「売れない」時間は東京から買った電波を流しっぱなしになるわけだ。で、それだけならまだしも、コレだ。

 滋賀県近江八幡市鷹飼町のコミュニティーラジオ放送局「B-WAVE.FM」が電波法に違反し規定の地域外に放送をしていたとして近畿総合通信局(大阪市)は9日、同放送局を18日から28日まで11日間の運用停止処分にした。放送を停止する運用停止処分が出されるのは1950年の電波法施行以降初めて。

 同局によると、「B-WAVE.FM」は昨年8月1日から9月5日までの36日間、同市宮内町の八幡山に設置している送信アンテナの向きを変更。発射する電波の出力を最大14ワットの許可条件を大きく上回る200ワット以上に強め、許可を受けた放送区域外にも放送が届くようにしていた。

まさに前代未聞の不祥事なんだが、地方FMというのは電波が弱いので、商売としてはそこが弱点になるわけだ。許可された範囲内でアンテナを調整して聴取エリアを少しでも稼ごうというのはどこでもやるんだろうが、今回はやりすぎたという事かな? で、この放送局の評判を調べてみたんだが、

BIWA-WAVE(B-WAVE)(79.1MHz)
→ 局名からしてイヤな予感はしたのだが、的中。見事に東京・J-WAVEの番組の垂れ流しで、一体どうなっているんだか、、、(関東地方の交通情報までそのまま。すごい神経だな。。。)

という事らしい。もちろん、時間によっては自主制作番組もあるんだろう。で、2005年に開業したようなんだが、その時の求人情報が残っていた。ラジオ番組製作、ディレクター募集!というんだが、経験者で月収15万~25万というんで、あまり待遇は良くないね。で、経営母体は株式会社エスワン・コミュニケーションズという会社のようで。この会社は、サイトを見ると

ビジネスは、ヒト・モノ・カネ・情報という4つの資源から成り立ち、「人材」は、クリエイティブを要とするマスコミ・広告界にとって最も重要な柱といえます。しかしながら、今日増加の一途をたどる一人あたりの仕事量に対し、人材の的確な雇用がなされていないことによるモチベーションの低下がクリエイティブ力の低下を引き起こしていると考えています。そこで弊社は、マスコミ・広告界の潤滑油的存在となり現在では、滋賀県内における放送事業の広告代理業をはじめ、人々になじみのある新聞折込チラシの発行を業務と致しております。

よくある地方の広告屋さんのようで。つうか、日本の会社なので日本語でサイト作ってもらいたいです。これだから広告屋は・・

ところで、三島のFM局は、筆頭株主が三島市で、次が函南町、さらに静岡新聞系の資本も入り、あとは地元の有力企業が株主で名前を連ねている。あくまでも有力企業なので、おいらの会社は無力企業なので株主ではありません。SBS(静岡放送)流の企業タイアップ番組ばかりなので聞いていて面白くないんだが、やたら親戚や知人が出てくるので油断できない。おいら、つきあいが長いので内情をいくらか知らないでもないんだが、経営は大変です。サテライトスタジオは維持しきれなくて止めたし、社長は交際費使いすぎだと解任されるし、とにかくカネがない。なので、資本力のないアレでナニでソレだと、なんか、難しいと思いますよ、はい。

マックロケノケ

毀誉褒貶、色々とある人なんだが、まぁ、アレだ、日本の黒幕。コイツが黒幕じゃなければ、世の中に黒幕なんかいないというくらい、マックロケノケ。それが瀬島隆三なんだが、最近になって国会でも話が出てきて、なんでまた、この時期にこの話題が出てくるのかも興味深いんだが、ネタはコレだ。

件名 機密 「原子爆弾保管ノ件」

「長崎ヨリ東京ニ持帰リタル不発原子爆弾ヲ速カニ「ソ」聯大使館内ニ搬入保管シオカレ度、返」

「長崎より東京に持ち帰りたる不発原子爆弾を速やかにソ連大使館に搬入し保管するように」と関東軍参謀、瀬島龍三が指示した文書とされる。

これがどういう意味なのかというと、長崎に落とされた原爆は、実は二発で、一発は不発だった。その不発の原爆を、関東軍の参謀だった瀬島隆三が指示してソ連大使館に運ばせたというのだ。

このロシア公文書館に残されている参謀本部宛の緊急電報を指示したのは、旧大本営の朝枝繁春中佐であった。電文を打ったのは当時、作戦課に所属した瀬島隆三。朝枝は、ソ連大使館員にその主旨を次のように説明した。アメリカが日本を占領すれば、日本は二度と復興できなくなる。しかし、原爆をソ連も所持すれば、二大国間で日本は将来、しかるべき地位を獲得できよう、というのが朝枝の意図であった。ソ連に譲渡された原爆は、その後同時に投下された気象観測用ラジオゾンテであることがわかり、日本側の米ソ衝突のシナリオは失敗に終わったとされている。

とりあえず「いや、原爆ではなくラジオゾンデでした」という結論にされているようなんだが、本当にそうなのかね? という疑惑は以前からあるわけだ。というのも、実際に、その後の戦後社会は、この朝枝中佐が意図した通りの展開をするわけで、実は、あの冷戦の仕掛け人は第二次大戦で負けたはずの日本軍大本営参謀だったのではないか、という話なんだが、まぁ、ロシアがネタ明かすはずもないので永遠に真相は判らないままだろう。瀬島も死んじゃったし。で、コレだ。

沈黙のファイル―「瀬島 龍三」とは何だったのか 新潮文庫

沈黙のファイル―「瀬島 龍三」とは何だったのか 新潮文庫
価格:¥ 660(税込)
発売日:1999-07

原爆不発弾の話は、この本に出ているらしいのだが、Amazonのブックレビューが面白いわけだ。何が気に入らないのか、ネット右翼がえらく攻撃しているのはまぁ、いいとして、Amazonのレビューに荒らしの投稿というのは初めて見たw この瀬島という人は、一部ではえらく評判の悪い人であって、大本営の悪い部分を絵に描いたような存在なわけだ。しかも、戦犯として処分されたわけでもなく、シベリアに「抑留」されていたので、処刑されることもなく復員して伊藤忠商事の会長にまで登りつめている。死んだのは去年の事だ。

瀬島は、九州で特攻作戦の参謀として勤務もしたんだが、多くの若者を特攻隊で死なせたあげくに「特攻は自発的なものであった」と自著で述べるなど、戦争責任をったく取ってないわけだ。また、関東軍をソ連に「売った」という疑惑も持たれている。なんと、瀬島がソ連に、捕虜の抑留と使役を申し出たと言われているんだが、

ソ連との停戦交渉時、瀬島が同行した日本側とソ連側との間で捕虜抑留についての密約(日本側が捕虜の抑留と使役を自ら申し出たという)が結ばれたとの疑惑が斎藤六郎(全国抑留者補償協議会会長)、保阪正康らにより主張されているが、ロシア側はそのような史料を公開していない。本人は停戦協定の際の極東ソ連軍総司令官アレクサンドル・ヴァシレフスキーと関東軍総参謀長秦彦三郎にはこのような密約を結ぶ権限がなかったことを用いながら反論している。

なんせ黒幕なんで、真偽のほどはよく判りません。ただ、この人が悪く言われるのは、若い頃から上司の指示というより現場の判断でとんでもない事をしでかしてしまう、というところにあるわけだ。

南方日本軍がハノイ進駐の際、ここでも天皇は「武力行使を避けるように」と言っているのだが、現地では武力でもって制圧。実はこの時参謀長から現地への叱責電文の送信を頼まれた瀬島氏は、その内容がかなり激烈なものであったので、自分の手で「私なりに慎重に考えたあげく、穏当な参謀総長電を起案した」と、“婉曲に書き直したこと”を述べている。
 なんということか? しかも、それを悪びれた風もなく、あたかもそうすることで現場と上層部の気まずい雰囲気を緩和させたかのように、彼自身の“機転の利いた”エピソードとして書いているのだ。

参謀長の電文を書き直すくらいは当たり前で、もっと凄いのは、真珠湾攻撃の直前、アメリカ大統領から天皇に送られた電報を無断で隠匿してしまったという話がある。当時、瀬島隆三は弱冠30歳。参謀本部でも下っ端なんだが、その下っ端が日本とアメリカの運命を決定する重大な電報を握りつぶして知らん顔、あげく、下っ端なので責任は取りません、と、これが日本の官僚制の極地だな。

 これを戦後東京裁判において初めて聞かされた東条英樹が驚いたとある。誰もが信じがたいことだったろう。アメリカの大統領から日本の天皇への電報が勝手に止められていたのである。日米双方、当の天皇は勿論、誰もが驚きを禁じ得なかったであろう。
 参謀本部作戦課では最初から「開戦ありき」という考えであったのであり、アメリカとの開戦を決定したその時から、翻意をさせるような外電差し止めを決めていたのである。
 しかしそれは通信課の一少佐が勝手に決められることではないだろう。特に軍隊の命令系統、上意下達の関係を考えるならば、大統領からの電報が届いたとき、瀬島と戸村が何を話し合ったか、最終的に戸村が「上げない」ことを判断したとしても、それ以前にそのようなことが話しあわれたはずなのだ。
 そして、その時通信課に命令する立場にいた者は瀬島なのである。それは彼のいつもながらの“機転を利かした行動”だったのだろう。

日本の官僚制の、もっとも悪いところがコレだな。現場が勝手に判断して、最終的な責任取らずに逃げてしまう。無能な上司と、逃げ場のない庶民だけが常に割を食う。シベリア抑留で運命を狂わされた人は数多い。あの、三波春男ですら、「浪曲レーニン伝」でソ連軍の機嫌をとりながら生き延びて帰って来たのだ。で、戦争中から戦後にかけての瀬島の行動には何かと謎が多いんだが、関係者が死ぬにつれて、資料が出てくる可能性もあるのでそこら辺、期待したい。で、最後にAmazonのブックレビューにあった投稿から引用。

私の義父は、シベリアに7年抑留され戻ってきた。
あの有名な瀬島さんは、私たちと一緒に苦しい生活を送ってきたんだぞ・・と話を聞いた。 (中略)

私の義父は晩年、近所の教会の前を毎日掃除していた。
シベリア抑留がたたって、体をこわし心臓パイパス手術も行った。
彼は、「ロスケにも悪い人もいれば、良い人もいる」といい、あんなに苦しい思いをしたのに、生きるために必死でおぼえた片言のロシア語で、ロシアの人を見かけると笑いながら話しかけていた。 近所の教会の神父に「いつも掃除ありがとう」といわれて、「私はお金の献金はできないが、労働でお返ししますよ」と笑っていた。
貧乏ではあった。 余計なお金はもっていなかった。
料亭にもいかなかった。
けれど、彼はいろいろなものをもっていた。

「瀬島龍三ってね」と義父から聞いて、一度彼の本を読んでみたかった。そして、そんな感想を持ちました。

2008/01/09

億ションを無料で手に入れる方法

秋山錬金術とでも形容したらいいんだろうかw なんだかどっかで聞いたような手口なんだが、そうだ、山田洋行の親会社の弥生不動産なんだが、100億以上あった借金を、RCC相手に半分くらいで騙しちゃったわけだ。借金しといて踏み倒す。コレ、悪人の蓄財の基本だなw ただ、秋山錬金術では、騙す方も騙される方もグルだというのが特徴だ。で、佐藤立志さんちで、民主党から入手した資料で豊島区のマンションの件をあたっているんだが、

 秋山が最初に所有者になっている豊島区のマンションは、ベタベタと抵当をついていた。このマンションの一室には、平成2年にダイヤモンドファクターが2億1千万の抵当がつく。ダイヤモンドだから三菱系か。
 平成3年には根抵当が8千万円がつく。
 平成7年には3億円の抵当がつく。
ところが平成10年7月7日に競売にかかるのだ。ところが、昨日の参考人質疑では「自己破産はしていない」とのこと。
 自己破産もしないで競売にかかるとは、不可解。借りた金は返さない。しかも財産も出さない。こんなことってあるのか。

ダイヤモンドファクターについて調べてみると、こんなのが出てくるわけだ。つまり、佐藤氏の言うように、ダイヤモンドファクターは三菱系らしい。現在では社名変更で三菱UFJファクターというらしい。で、あちこちネットを彷徨って調べてみると、毎日新聞の記事が出てくる。

 このマンションは東京都豊島区目白2の5階建てマンション1階で、床面積約90平方メートル。登記簿などによると、秋山氏が89年12月に購入し、信用保証会社から1億8400万円の融資を受けた。しかし、返済不能になった95年5月、東京地裁が競売開始を決定。翌年5月、秋山氏が顧問を務める商社「アドバック・インターナショナル・コーポレーション」(当時タンジェリン・コーポレーション)が落札した。

 さらに、06年1月には米ワシントンの法人「カウンシルフォーナショナルセキュリティ」に売却された。

で、現在も、秋山氏はそこに住んでいるんです、というような話なんだが、まぁ、アレだ、勘ぐれば、どっかの会社が誰かにカネを渡したいとして、だ。貸した事にして踏み倒して貰えばいいわけだ。回収できませんでした、というわけで、わざわざ裁判所まで使って競売なんぞやって、合法だという証拠を製造する。なるほど賢いわけだ。で、日本の税金がかからない海外の会社名義でアレしてコレして、いやもう、賢くてたまらんわw

で、アドバックもカウンシルもアメリカの会社なんだが、つうか、その筈なんだが、その正体をクレイジーパパという人が書いているんだが、

アドバック・インターナショナル社。これが、秋山にとってどういう意味を持つ会社なのかが、今回の参考人招致でかなりはっきりみえてきた。

いちおう、秋山はアドバック社の顧問という肩書である。顧問料は月に約100万円だという。しかし、単にそれだけではなさそうだ。

結論から書こう。おそらく、秋山個人の“裏ビジネス”に関わり、金銭の授受をするためのカンパニーがアドバック社ではないだろうか。

この、クレイジーパパという人は、自己紹介によれば

某全国紙の社会部記者として13年活動した後、ファッション業界に転じ、アクセサリーショップ8店舗を運営。
一方で、ニュースウォッチャーとして国内外の政治、経済、医療情報を収集。

という事らしい。つまり、単なる素人ではないわけで、どっかからネタ引いてるわけで、もっともブログの自己紹介なんざ信用できないといえばそれまでなんだが、この人が豊島区ではない方のマンションのネタを書いてる。

秋山はかつて「パレ・ロワイヤル永田町」11階の103、4、6号室を所有していた。その一部を担保に、平成2年、軍需産業関連の某財閥系企業から、数億円の借金をした。ところが、そのカネはその後一切、返済されていない。秋山は「支払い不能になった」と言うが、自己破産などの手続きはおこなっていない。

平成6年には、さらにアドバック社から、同じマンションを担保に3億円を借金。その後、マンションは競売にかけられ、アドバック社が落札した。そして、なぜか現在のマンション所有権は米国の非営利団体、米国安全保障研究所に移っている。

なんだかねぇ、
税金も払わず、所得も申告しないでマンションを入手する方法というわけだ。で、アドバックとかカウンシルとか、アメリカにあるという会社を調べてみると、とっくに死んだヤツが社長やっていたり、ペーパーカンパニーだったり、怪しい事、この上ないわけで、いやいやこりゃ、

秋山は借金のカタチをとりながら、
某財閥系企業から数億円を事実上、受け取ったのではないか。そして、実質的に自分の会社であるアドバック社から3億円を借りたカタチにして、返済不能ということで競売にかけた。アドバック社がそれを落札して、所有権を同じく秋山の団体である米国安全保障研究所に移した。

だとすれば、なんのことはない、秋山が受け取ったカネが、秋山関連の会社や団体をめぐっているだけなのだ。すべては、パレロワイヤル永田町の秋山の部屋で操作できる。

防衛だから国家機密で、アメリカだから税金もなしで、いやいや、こら、美味しくてたまらんですわw

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バグダッドのゴルゴ13

ドバイだかでやったアジア大会の開会式だったと思うんだが、王族の若者が、馬に乗って聖火を掲げ、颯爽と階段を登っていくわけだ。たまたま雨が降ったばかりで階段が濡れていて、馬が足を滑らせて一瞬、ドキッとする光景なんぞもあったんだが、なんとかてっぺんまで登りきって、無事、聖火が燃えあがったんだが、馬っていうのは臆病な動物なので、それであんなに長い階段を登るというのは大変な事なのだ。万が一にも転んだりしたら、騎乗している王子が死んだり怪我したりしかねないし、何千万円するか知れない高級馬が骨折して薬殺にもなりかねない。カネより命より、失敗したら世界中に恥を晒す事になる。そら、乗馬の実力だけじゃない、まさに胆力が試されるわけだ。

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で、イランの革命防衛隊のボートが米海軍の艦船に近づいて挑発したというNEWSが流れているんだが、軍事評論家の神浦氏に言わせると、ああいうのは「度胸試し」なんだそうで、どこの国の軍隊もよくやる行為だそうだ。

何とも人騒がせなイラン革命防衛隊だが、一般の方でこの革命防衛隊の行動を読める人はかなりの軍事通といえる。これは革命防衛隊の「度胸試し」なのである。陸上自衛隊では度胸のことを「胆力(たんりょく)」というが、レインジャー訓練や空挺訓練などでは胆力錬成が重視されている。

 革命防衛隊は新兵に米艦接近訓練を行った。その仕上げにこのような米艦最接近訓練を実施したのだ。もちろん革命防衛隊のボートには米艦を攻撃する意図はまったくない。あくまで訓練兵にリアルな体験をさせて度胸をつけさすのである。

中国の人民解放軍がアメリカ軍や日本に色々と嫌がらせみたいな挑発するのも「度胸試し」だそうで、ちなみに、北朝鮮情報部工作員の「度胸試し」は、日本に密入国して米軍基地の前で記念写真を撮ってくる事だそうでw なんか、林間学校の夜によくやるよな、お墓の奥に行って証拠の品を取ってくるとかw 

まぁ、軍隊なんてモノは、仮想敵国がないと存在価値が疑われる存在になってしまうわけだ。ロシアや中国が仮想敵国としての迫力なくなってきた現代において、北朝鮮というのは最後の聖域なので、4兆円の防衛費死守のためにせいぜい頑張っていただきたいモノでありますが、ここでオマケにビデオなど。

バグダッドの伝説的なスナイパーJubaだそうで、アメリカ兵を次々と、ゴルゴ13のように見事に撃ち殺している映像です。つうか、中東の連中って、組織的な戦闘は弱いけど、こういう個人戦のテロは得意なのかも知れないね。