イラク 女性に精神的ストレス
この調査は、WHO=世界保健機関とイラク保健省が去年とおととしの2年間にわたって行い、イラク国内の9000余りの世帯を対象に国民の健康状態や医療費負担の実態を調べました。首都バグダッドで10日発表された調査結果によりますと、調査に回答した女性のうち半数以上がいつも何かにおびえたりすぐに疲れたりすると答え、35%の女性がよく眠れないと答えています。また、ちょっとした出来事に驚きやすくなったと答えた女性は37%で、男性の17%を2倍以上上回り、テロや誘拐事件が続くイラクで特に女性たちが精神的なストレスを強く感じている実態が浮き彫りになりました。一方、戦争のあとけが人や病人が増えたことで、各世帯では医療費が家計を圧迫し、中には友人から借金したり家財を売却したりするなどの対応を迫られている人もいるということです。WHOとイラク政府は、イラク戦争後初めて行われた今回の調査をもとに、今後の医療体制や支援のあり方を検討することにしています。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|