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工事現場に高射砲の砲身 子安台公園

2008年01月11日

写真

横浜市神奈川区の子安台公園で出土した旧日本軍のものとみられる高射砲の砲身=同市道路局提供

  横浜市道路局と神奈川土木事務所は10日、同市神奈川区の子安台公園の工事現場から、旧日本軍のものとみられる高射砲の砲身が見つかった、と発表した。周囲に砲弾などはなかった。文化財的な価値は低いとして、市は廃棄の可能性を含めて処分を検討している。

  砲身は長さ6・5メートル、口径12センチ。今月7日、作業員が道路建設のための穴を掘っていた際、地表から約50センチ下に防空壕(・・ごう)のような空洞がみつかり、その中に残されていた。市危機管理室の職員や警察官らが立ち会い、安全を確認したという。

  市道路局によると、子安台公園は第2次大戦中、高射砲陣地として使われ、終戦後は進駐軍が接収。返還後は陸上自衛隊が利用し、75年から公園として市民に開放された。

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