元慰安婦女性らの「水曜デモ」に参加した日本の岡崎トミ子議員
今月8日に韓国を訪問した民主党の岡崎トミ子(59)参議院議員が12日、ソウル・鐘路(チョンロ)区・中学(チュンハク)洞の日本大使館前で開かれた韓国挺身隊問題対策協議会の第545回目の「定期水曜デモ」に参加した。
12年間続けられているこのデモに日本の国会議員が参加したのは初めてのことだ。岡崎議員は民主党、共産党、社民党が共同で進めている「戦時性的強制被害者問題の解決の促進に関する法律案」制定のため積極的に動いている中核メンバーだ。
午後12時、ファン・クムジュ(83)さん、金スンドク(81)さんなど日本植民地時代の従軍被害者である女性6人は、ボランティアや一般市民など約30人と共に、いつものように日本大使館の前でデモを始めた。
氷点下5度という厳しい寒さの中、スカーフとマスクで顔を覆い「おばあさん達が憤怒している。小泉首相は頭を下げて謝罪せよ」と叫んだ。
集会の途中、岡崎議員が姿を現わすと一斉に拍手がわき上がった。岡崎議員は片隅に座っていた李ヨンス(79)さんの手を握って「アンニョンハセヨ。アンニョンハシムニカ(韓国の挨拶の言葉)」と声をかけた。
「昨年9月『ナヌム(分け合いの意)の家』の女性達に会った時、『水曜集会』に参加すると約束しました。今回はその約束の守るための訪問です。このようなデモが続いているということは昨年になってはじめて知りました。『促進法』はこれまで2年間、法案審査の通過に失敗しましたが、現在252人の参議院中、86人の同意を得ているため、いつの時よりも可能性が高いです。法案通過に必要な過半数の議員を確保できる日は遠くないでしょう」
岡崎議員はこの法案が日帝の従軍被害女性に対し、▲国会決議を経た日本政府の公式謝罪 ▲日本政府の金銭的賠償 ▲首相を委員長にした真相解明推進委員会の組織、などの内容を盛り込んでいると明らかにした。
台湾、フィリピン、インドネシアなどでは、この法案に賛成する決議案が通過しており、韓国国会でも国会議員110人からこの法案への支持署名を受け、日本の参議院議長に伝達したと説明した。
岡崎議員が慰安婦問題に関心を持つようになったのは1990年から。社会党所属の衆議院で、党内の女性局長に務めていた当時、梨花(イファ)女子大学のユン・ジョンオク教授を招いて講義を聞いた後、大きな衝撃を受け、加害者としての責任ある行動の乗り出すべきだと決心したという。
「今月10日、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領当選者と会い、この問題は絶対に過去のことではないということを強調しました。今も苦しみが続いている現在の人権問題ですからね。『過去も未来も大切に』をモットーに、慰安婦問題が早期解決できるよう、積極的に協力して欲しいという要請書を伝達しました」。
崔乗炫(チェ・スンヒョン)記者
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