飲酒運転逮捕者 2割が再犯
この調査は、福岡市で起きた幼いきょうだい3人が死亡した飲酒運転事故を受けて飲酒運転の実態を調べようと行われました。福岡県警察本部がこの3か月余りの間に県内で飲酒運転をして逮捕されたドライバー113人を調査した結果、18.6%に当たる21人、ほぼ5人に1人が、以前にも飲酒運転で検挙された経験のあることがわかりました。このうち、去年11月、太宰府市で飲酒運転で死亡事故を起こしそのまま逃げたとして逮捕された男は、その1年前にも酒気帯び運転をして罰金刑と免許停止の処分になりましたが、その後、講習を受けて再び免許を交付されていました。今回の調査結果は、刑罰や処分を受けてもなお飲酒運転を繰り返すドライバーの多さを裏付けています。福岡県警交通指導課の小坪哲成次席は「再犯のドライバーが2割近くいることはたいへん多いと感じている。この中にはアルコール依存症の人も含まれていると考えられ、違反者を対象とした講習で医者の診断を必ず受けさせるといった取り組みも検討する必要があるのではないか」と話しています。 |
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