県立医療技術大学(砥部町高尾田、池谷東彦学長、339人)で教員10人が今年3月末で退職する見込みになっていることが10日、分かった。来年度から同大の設置基準の教授数を満たせない可能性もあるが、教員公募中の学校側は「応募や問い合わせは30件ほどあり人員確保できる予定」としている。
同大によると昨年8~12月にかけて教授4人、准教授2人、講師3人、助手1人が相次いで退職願を出し、教授会がそれぞれ承認した。「家庭の事情」や「スキルアップをしたい」などが理由だという。
同大の設置基準は教授15人以上で、現在教授17人。また今回の退職者数は教員定数59人(現在2人欠員)の約6分の1にあたる。学校側は「公募数に満たない場合でも講義に支障がないよう他校から非常勤講師を招くなどの対策もある」と、学校運営に問題が無いと強調している。【土本匡孝】
毎日新聞 2008年1月11日