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グラビアのページを開き、PRする姫井議員
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昨年12月28日に地元・岡山県の反対を押し切って自伝本「姫の告白」(双葉社)を“強行出版”した民主党の姫井由美子参院議員(48)が10日、同書の発売を記念したサイン会を都内で開いた。サイン会中止を求める脅迫電話が寄せられていたため警備を強化しての“強行開催”。ピンク色のハッピ姿で「アイドルの撮影会みたい」と大はしゃぎだった。
駆け付けた約150人の報道陣から一斉にカメラを向けられ姫井氏。新テロ特措法案をめぐる与野党の攻防が激化する中、「アイドルの撮影会みたい。ビックリ」と、現職参院議員であることを忘れたかのような無邪気な笑顔をふりまいた。
同書は元高校教諭の横田育弓生(やすゆき)氏(42)との6年間の不倫について告白する内容。党岡山県連の幹部らから「解散総選挙でマイナスになる。出版すれば離党勧告も辞さない」などと猛烈に反対されたが、姫井氏は“強行出版”に踏み切った。
地元との遺恨が消え去らぬ中のサイン会。開催直前に会場の書店とサイン会を主催した出版社「双葉社」には8日、イベントの中止を求める脅迫電話があった。男の声で「ふざけるな!サイン会を中止しないと会場で卵やペットボトル、使用済みコンドームを投げつけるぞ!」との内容で、ドスの利いた口調だった。
双葉社はただちに姫井氏に報告するとともに、警視庁丸の内署に警護を依頼。私服警官約10人と民間の警備員10人が不測の事態に備えた。
主催者予想の倍となる300人が集まり、サイン会は1時間を超える長丁場に。途中からハッピを脱ぐなど大張り切りでトラブルもなく終了。大盛況に気分を良くした姫井氏からは「サイン会は初。処女出版よ」と下ネタ交じりのリップサービスも飛び出した。
前日9日に横田氏が会見で告白本を「ウソばかり」と痛烈に批判したことについては「内容は聞いてないです」と意に介していない様子。「結婚の約束を反故(ほご)にされた」として総額6000万円の損害賠償を求める訴訟を起こされていることに関しては「必要な状況になれば(法廷に)立ちます」と全面対決する考えを示した。
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