ここから本文エリア 富田林の救急搬送遅れで聞き取り調査 消防庁と厚労省2008年01月11日 大阪府富田林市の女性(89)が昨年末、府内の30病院に受け入れを断られた末、翌日に死亡した問題で、総務省消防庁と厚生労働省は11日、担当者5人を富田林市消防本部に派遣し、救急搬送の手順や医療機関からの情報収集の方法などについて聞き取り調査した。消防庁は調査結果を分析し、3月末までに予定している搬送受け入れ拒否に関する全国実態調査に役立てる方針。 同消防本部では、昨年1年間で10病院以上に受け入れを拒否されたケースが123件あり、同2月にも同市の男性(48)が16病院に断られ、数時間後に死亡した例があったことが判明している。 同消防本部の担当者は11日の会見で、「受け入れ先病院の選定に時間がかかる救急の現状は富田林だけではない。病院との連携が進むよう国に要望したい」と話した。 消防庁などは10日にも、交通事故に遭った男性が今月2日、五つの救命救急センターに受け入れを拒否された後に死亡した問題を受けて、救急搬送した同府大東市消防本部から経緯などを聞き取り調査している。 PR情報関西ニュース
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