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荷物運び手伝い/保育園まで/サービス1割引き子育てを支援するタクシーが全国各地に広がっている。タクシー運転手が、保護者に代わって子どもを送迎し、親子で乗車した場合にはベビーカーなどの荷物の持ち運びを手伝ってくれる。子育て中の家族には頼りになりそうだ。 「子育てタクシー」は、2004年に香川県で始まった。2006年には「全国子育てタクシー協会」(事務局・高松市)も設立された。現在、11道府県の約50社が加盟している。 同協会では、全国どこでも同じサービスが受けられるように、ガイドライン(指針)を設けている。 運転手は、子どもへの接し方、チャイルドシートの装着、緊急対応訓練などの研修を受けた者に限る。電話などで利用申し込みを受け付ける際には、チャイルドシートや汚れ防止シートの使用など、必要なサービスについて確認することなどを定めている。 子どもだけがタクシーに乗る場合には細かく配慮する。保育園のお迎えを代行する場合には、保護者が保育園にその旨を伝えておき、ドライバーは身分証明書を園に提示する。また、自宅から子どもがひとりで外出するのを手伝うときは、施錠の確認や忘れ物のチェックなどの声かけも運転手が行う。車外での事故に備えた保険にも加入する。 利用料金は、基本的に、通常のタクシー料金と同じ。 同協会会長で、長崎県諫早市のタクシー会社の社長、内田輝美さん(40)は自身も母親として2人の子を育てている。 「子どもが被害に遭う事件が続き、塾やおけいこに大人の送迎が不可欠だと考える親は増えている。その一方で共働き家庭が増え、親による送り迎えが難しくなっている」と子育てタクシーの必要性を訴える。 協会加盟のタクシー会社はホームページ(http://kosodate‐taxi.com)で調べられる。問い合わせは同協会事務局(NPO法人わははネット内087・822・5589)へ。 岩手県花巻市の花巻地区タクシー業協同組合は、1月から、妊婦や未就学児を対象に料金の1割引きサービスを始めた。 対象家庭には、割引を受けるためのカードが市役所から交付される仕組みだ。同組合理事で文化タクシー社長の立花徳久さんは「地域密着のタクシー会社として子育てに貢献したい」と話している。 (2008年1月11日 読売新聞)
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