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ヤンマー、乗用田植機を中国で生産−供給量確保しコスト削減
ヤンマーは09年度から中国の子会社で乗用田植機の生産を始める。中国で需要が急増している田植機の供給量を確保し、販売を伸ばすのが狙い。日本からの輸出を現地生産に切り替え、将来は生産コストを日本での生産よりも30%削減する計画。日系の農業機械メーカーでは、井関農機も08年度から中国で乗用田植機を組み立てる予定。ヤンマーも続くことで、中国市場を巡る日系メーカーの競争が激しくなりそうだ。
乗用田植機を組み立てるのはヤンマー農機中国(江蘇省無錫市)。現在はコンバインを生産している。田植機の生産規模は今後詰める。08年春にタイヤや座席などの艤装(ぎそう)を開始。09年度内に田植機本体の組み立てをスタートする。部品の現地調達を徐々に増やし、輸出に比べ3割のコストダウンも図る。
中国は06年に稲作の機械化を進めるコンバインへ補助金を増やし、日系メーカーの高価なコンバインも販売が好調。
(掲載日 2008年01月11日)
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