YOMIURI ONLINE
現在位置は
です

本文です

訴訟遅延の主任弁護人「懲戒せず」、光母子殺害事件遺族が異議

 山口県光市の母子殺害事件で殺人罪などに問われた元少年(26)の弁護士2人が訴訟遅延行為を行ったとして懲戒請求されていた問題で、第2東京弁護士会が主任弁護人の安田好弘弁護士を「懲戒しない」とした決定に対し、懲戒請求した遺族の本村洋さん(31)が日本弁護士連合会(日弁連)に異議を申し出たことが分かった。申し出は8日付。

 安田弁護士らは2006年3月、「日弁連の研修リハーサルがある」などとして、最高裁の弁論を欠席。最高裁は「何ら正当な理由に基づかずに出頭しなかった」として、翌月に延期した弁論に出席を命じる「出頭在廷命令」を出した。

 本村さんの懲戒請求を受けた第2東京弁護士会は先月20日、「意図的な引き延ばしなど不当な目的はなかった」とする同会綱紀委員会の議決を受け、「懲戒せず」と決定。これに対し、本村さんは「被告の利益擁護のためなら規則違反も許される、という判断はおかしい」と主張している。

 もう一人の足立修一弁護士については、広島弁護士会が昨年3月に同様の決定を出し、本村さんが日弁連に異議を申し出ているが、結論は出ていない。



    1月10日

ページトップへ

    1月9日

ページトップへ

    1月8日

ページトップへ

    1月7日

ページトップへ

    1月6日

ページトップへ

    1月5日

ページトップへ

    1月4日

ページトップへ
現在位置は
です