「松下」消滅…松下電器産業「パナソニック」に統一

　松下電器産業が、社名と製品のブランドを「パナソニック」に統一すると発表しました。グループ企業すべてから、創業家の「松下」の名前が消えることになります。

　松下電器・大坪文雄社長：「パナソニックという1つの名前、ブランドのもと、グループがさらに強く結束すること。そして、パナソニックのブランド価値を向上させることであります」
　松下は、国内で販売するテレビなど映像音響機器に「パナソニック」、エアコンなどの白物家電に「ナショナル」という2つのブランドを使い分けてきましたが、2010年3月までにパナソニックに統一します。また、創業者の名字「松下」やナショナルが付くすべてのグループ会社の名前もパナソニックに切り替えます。国際的に認知度の高いパナソニックの名前を前面に押し出すことで、海外での厳しい競争に打ち勝つ考えです。