【カイロ高橋宗男】イラク駐留米軍とイラク当局者は5日、同国北部モスルで昨年12月26日にイラク兵が米兵2人を射殺し、3人を負傷させたことを明らかにした。ロイター通信が伝えた。イラク兵による故意の米兵射殺は初めてとみられる。
射殺事件は、米軍とイラク軍による共同パトロール中に起きた。駐留米軍が「動機は不明」としている一方、2人のイラク軍高官はロイター通信に「(米兵を撃ったイラク兵は)イスラム教スンニ派の過激派と関係しており、すでに拘束された」と説明している。
毎日新聞 2008年1月6日 東京朝刊