仙台放送局

2008年1月10日 12時2分更新

在宅医療考える検討会


自宅で過ごしながら十分な医療が受けられる態勢づくりについて、医療現場や行政の関係者が話し合う会議が、9日夜、仙台市で開かれ、24時間、患者のニーズにこたえられるような医師同士の連携が必要だという意見が相次ぎました。

仙台市で開かれた会議には宮城県医師会や県の担当者などおよそ20人が参加しました。
まず、日ごろ実際に在宅医療に取り組んでいる医師から、「地域によっては、自宅で過ごす患者の容体が急変した場合に、24時間対応できる医師がまだ少ない」といった現状が報告されました。

このため出席者からは、患者のニーズに十分こたえるためには、医師同士、また、開業医と病院が連携を進めていくことが必要だといった意見が相次ぎました。
また、在宅医療への理解を進めるため、患者の不安にこたえられる相談態勢を整えることも欠かせないという意見も出されました。

宮城県は、出された意見を、現在見直しを進めている県の地域医療計画の中に盛り込み、在宅医療の充実を目指していきたいとしています。