救急搬送 16病院に断られ男性死亡 |
昨年12月、救急搬送を30病院に断られた女性(89)が死亡した大阪府富田林市消防本部で昨年2月も、16病院に断られた男性(48)が、数時間後に収容先の病院で死亡していたことが10日、分かった。
同消防本部が10病院以上に受け入れを断られたケースは昨年1年間で123件あり、救急出動5879件の約2%だったことも判明。21件は搬送先が決まるまで1時間以上かかったという。
消防本部によると、死亡した男性は昨年2月、深夜に嘔吐し腹痛を訴えたと119番があった。救急隊員が男性宅に着いて37分後、同府河内長野市の病院が受け入れを決め搬送。食道静脈瘤が見つかり、治療したが朝に死亡した。持病があり、死亡と搬送遅れの関係は不明という。
昨年9月には糖尿病が悪化し深夜に搬送された男性(68)が「ベッドが満床」などと36病院に断られた。病院に着くまで約2時間かかっていた。消防本部は「医師不足で病院の受け入れも限界があるのだろうが、救急隊員は対応に苦慮している」としている。救急搬送の受け入れ拒否は総務省消防庁が調査を決めており、3月末までに結果をまとめ公表する予定。
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[ 2008年01月10日 12:21 速報記事 ]
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