生後4カ月までの乳児がいる家庭をサポートする訪問員の委嘱式が8日、高知市役所であった。
この事業は今月から同市が始める新事業。保健師・助産師・看護師の資格を持つ人たちを対象に、訪問員を募集していた。10月から5回の研修を重ねた25人に、岡崎誠也市長から訪問員の委嘱状が渡された。
任期は1年間で、市内の生後4カ月未満の乳児がいる全家庭を訪問。子育ての悩みから母親が孤立し、精神的に追い込まれるのを防ぐ役割を担う。状況によっては保健所などの専門機関を紹介する。
岡崎市長は「核家族化が進む中でみなさんの経験を生かしてほしい」とあいさつした。委嘱状を受け取った訪問員たちは「母親が生き生きと子育てができるように頑張りたい」などと話していた。【米山淳】
毎日新聞 2008年1月9日