県難病相談・支援センターは2月2日午後1時から「難病者の就労支援シンポジウム」を熊本市の市福祉センター希望荘で開く。就職活動中の患者や患者を雇った企業の担当者をパネリストに迎え、難病の人でも働きやすい社会づくりについて考える。
シンポジウムは2部構成で1部では、独立行政法人高齢・障害者雇用支援機構研究員、春名由一郎さん▽支援センター相談員、宮崎文さん--が基調講演。宮崎さんはセンターの労働関係機関などとの支援ネットワークづくりの現状を報告する。2部では、患者や企業担当者に加え、熊本労働局、患者団体など官民の関係者が意見を交わす。
難病患者は病気を隠して就職し、ストレスから体調を崩して退職するケースも少なくない。このため、支援センターは「病気を告げて採用されよう」と呼びかけている。シンポジウムは社会への啓発活動の一環で「企業関係者にも参加してほしい」としている。
入場無料。問い合わせ、参加申し込みは県難病相談・支援センター096・331・0555。【山田宏太郎】
毎日新聞 2008年1月9日