ニュース募集中!
当サイトに情報の掲載を希望される方はこちらへ
|
|
ポルシェの4ドアスポーツ 「パナメーラ」の生産工場が決定
(2006/05/24)
|
パナメーラ(イメージスケッチ)
ライプツィヒ工場
|
ポルシェAGは、同社の4ドアスポーツモデル「パナメーラ」をライプツィヒ工場で生産することに決定し、その生産を行うため、同工場を大幅に拡張すると発表した。
ポルシェでは、パナメーラの生産に向けて床面積2万5000平方メートルの生産ホールを新設するほか、既存のアッセンブリーホールを拡張し、試作/解析センターおよび実習生研修のためのワークショップを設置する。
さらに新しいホールのすぐ近くに総面積3万平方メートルの物流センターを建設する予定。今秋9月に着工する計画で、建物と生産設備を合わせた合計投資額は1億2000万ユーロ。
また、パナメーラの生産に向けた人員採用は2008年に開始。同工場では600人の雇用を計画しており、それ以外にも地元地域で同じく600人の雇用が見込まれている。このほか、ポルシェのシュトゥットガルト-ツッフェンハウゼン工場とヴァイザッハのR&Dセンターでは、パナメーラの生産開始により既存の雇用が維持されるだけでなく、2009年までに約400人を追加採用。VWのハノーバー工場でも長期的に約500人の雇用が維持されるなど、ドイツ国内の労働市場に利益をもたらすことも期待される。
パナメーラのエンジンは、シュトゥットガルトにあるポルシェの工場で生産され、塗装済みボディはフォルクスワーゲン(VW)社のハノーバー工場から供給される。
ハノーバー工場からボディを調達するのは、同工場がVWグループの最新鋭工場のひとつであり、プレミアムクラスの車両のボディ製作に適していると判断したため。さらにハノーバー工場には、VWの他の工場にはない広範なカラーバリエーションに対応できる塗装工場が存在するという。パナメーラ生産に占めるポルシェの内製率は15%。
なお、パナメーラは、2009年に市場に導入される予定。
【編集部:鈴木健大】
|
|
|