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GXロケット 民間が宇宙航空研主体の開発要請

2008年01月09日20時06分

 官民が協力するGXロケット計画について、宇宙航空研究開発機構は9日、同機構が主体となって実証機(1号機)の開発を進めるよう民間側から要請されていることを明らかにした。同日ひらかれた文部科学省宇宙開発委員会で報告した。

 GXロケットは主に中小型衛星を打ち上げるために計画され、これまでにない液化天然ガス(LNG)エンジンを2段目に使うのが特徴。

 民間と文科省・宇宙機構、経済産業省で開発費を負担。製造や打ち上げをIHI(旧石川島播磨重工業)などが出資したギャラクシーエクスプレス(GX)社が担当する。

 当初は05年度打ち上げを予定していたが、LNGエンジンの開発が難航し、11年度までずれ込んでいる。

 同機構はこれまで、主にLNGエンジンの開発を担当していた。今回の民間側からの要請は、開発費が膨らんだことなどを懸念したとみられる。これまで民間主導で進めてきた開発のあり方について、今後再検討するという。

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