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鳥居 泰宏(とりい やすひろ) ノースブリッジ・プラザ・ファミリー・クリニック メルボルン大学医学部卒。日本人在住者の多いシドニー北部ノースブリッジで一般開業医を始めて18年。穏やかな語り口が印象的な優しい先生として知られる。
2003年9月からスケジュールに多少の変更がありました。これまで生後18カ月で行っていた3種混合(破傷風、ジフテリア、百日咳)がなくなり、1歳の時にHiBの3回目、髄膜炎(Meningococcus)、 それに MMR(風疹、おたふく風邪、麻疹)の2回目を3つ同時にします。入学までに5回あった3種混合の回数が4回になり、髄膜炎が新しくスケジュールに含まれるようになったわけです。 日本のスケジュールと比較すると、ポリオとMMRの回数が多く、日本ではまだやっていないHiB と髄膜炎の予防接種があります。日本ではMMR(風疹、おたふく風邪、麻疹)ではなく、この3つの接種を単独で1つずつしますが、こちらには、風疹以外は単独ワクチンはありません。BCGと日本脳炎はオーストラリアに在住している期間は必要ありません。 オーストラリアの予防接種スケジュールは強制されているわけではありません。ただ、このスケジュールに載っている接種は、注射液がオーストラリア政府から無料で配給されています。髄膜炎の接種は、今年いっぱいはキャッチアップとして1〜5歳児までが無料で注射液を提供されています。来年からは1歳児だけとなります。 もしスケジュール通りに予防接種をこなしていなければ、入学を拒否されるわけではありません。ただし、通っている学校で接種回数の足りない病気(例えば麻疹)が流行ったとしたらその時期は登校できません。 無料提供接種以外に水疱瘡と肺炎球菌(pneumococcus)の予防接種も任意でできます。一般開業医から処方箋をもらえば薬局で購入できます。予防接種の証明書は一般開業医にこれまでの記録を持っていけば書いてもらえます。 ただし、かかりつけの一般開業医が日本語の通じないドクターでしたら、母子手帳に記載されている日本の予防接種の記録を英訳してもらわなければならないでしょう。 2003年9月以降から適応のスケジュールは下を参照してください。
*オーストラリアで生活していて、不思議に思ったこと、日本と勝手が違って分からないこと、困っていることなどがありましたら、当コーナーで専門家に相談してみましょう。質問は、相談者の性別・年齢・職業を明記した上で、Eメール(npeditor@nichigo.com.au)、ファクス(02-9283-7646)、または郵送で「日豪プレス編集部・なんでも相談係」までお送りください。お寄せいただいたご相談は、紙面に掲載させていただく場合があります。個別にご返答は致しませんので、ご了承ください。
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