浜松市は9日、酒気帯び運転し逮捕された南消防署芳川出張所の副所長(43)を同日付で懲戒免職処分とした。管理監督責任を怠ったとして森和彦消防長と同署の松下繁博署長を文書注意とした。 同市によると、副所長は3日、同市内の実家で焼酎などを飲んだ後に自宅に戻り、けがをした家族を気にして実家に向かおうと同市東区で軽乗用車を酒気帯び運転した。道交法違反の罪で浜松区検から4日、略式起訴され、浜松簡裁から罰金30万円の略式命令を受けて仮納付した。 市役所で会見した森消防長は「タクシーを利用するなど代替手段をとるべきで、あまりに軽率な行為であったと判断せざるを得ない」と処分の理由を述べた。 同市は平成18年12月、市職員の懲戒処分に関する基準を定め、酒気帯び運転は免職または停職としている。 |