名張市の亀井利克市長は7日、年頭会見で、市立病院(百合が丘西1)での小児科時間外救急を、現在の週2日から3日に拡大する方針を明らかにした。1日付で小児科医が2人から3人に増員されたため。同科救急は15日から新体制に切り替え、時間内(午前8時半~午後5時)は月~土曜、時間外(午後5時~翌日午前8時半)は火・木・土曜に受け付ける。【渕脇直樹】
同病院の小児科救急は、三重大の派遣医師引き揚げにより05年7月にいったん休止した。昨年1月に関西医大から派遣を受け、医師2人体制で週2日の救急を再開した。
今回、新たに派遣されたのは同大出身の岡本一章(かずあき)医師(55)。前職は、大阪府松原市立松原病院小児科副部長で、名張市立病院では小児科医長に就任した。
◇妊婦健診支援も2回から5回へ
このほか、安心な出産への支援策として、新年度から、妊婦健康診査の公費負担を現行の2回から5回に拡充する。1人当たり3万1000円程度の負担軽減となる。
会見で亀井市長は「増員計画は若干遅れているが、医師が増えることはたいしたことではないか。(計画している)小児医療センターに最低必要な6人は(派遣を)お願いしたい」と話した。
〔伊賀版〕
毎日新聞 2008年1月8日