北海道朝鮮学校Topics
【Topics】.. 2007年11月14日 配信
記事作成:管理人

見事な演目続き、体育館はさらにヒートアップ!

- 2007年度 学芸会・学生公演 後編(10月20日) -

 

▼学芸会プログラム -後半-

 
演目
題名
出演者
8
演劇
なし山とりんご山のなかまたち
初2・3
9
チャンダンのリズムにあわせて
初高学年
10
舞踊
れいめい
高舞踊部
11
祖国で交わした約束
高3
12
舞踊
統一のとびらをひらこう
中2・3
13
合唱
統一の虹
全校生

 

화목한 과일동산-なし山とりんご山のなかまたち-
出演:初級部2・3年生
進行役の前口上から演劇は始まる。以降演劇の内容紹介。
・むか~しむか~しある所に、“りんご山”と“なしの山”がありました。
・それぞれの山には、いろんな動物たちが暮らしていましたが・・・
・動物たちはいつもけんかばかりしていました。
・事あるごとに言い争いをする動物たち。
・その確執の原因はというと…
・りんごの山となしの山の中間に位置する“栗の木”の所有権を巡っての闘争だったのです。
・りんごの山曰く「ぼくらの山から昇った太陽のおかげで木がそだったから、この栗の木はぼくらのものだぞ~!ぷんぷん」

・なしの山曰く「なにを言う~!ぼくらの山から流れる川の水のおかげで木が育っているから、木はぼくらの村のものだ!ぷんぷん」

・互いの山の動物たちは、いつもこの話題でけんかばっかり。
・この争いは、いつまで続くのでしょうか・・・
・だがある日、ある人の登場で山どうしのけんかに大きな変化がおとずれる事になりました。
・それは長老的存在のヤギ爺さん登場でした。
・けんかを見かねた長老のヤギ爺さん、下界からの隠居生活に封を切り登場。動物たちはびっくり!
・長老は静かに、そして厳かに口を開いた。「皆の衆、なにを争うのじゃ…」
・長老は山どうしの確執の原因となった、むかしの出来事を語りだしたのでありました。※ここから長老の回想シーンに入ります
・古の山に訪れた、とてもずる賢い“木枯らし”たち。
・彼らはふたつの山が争って止まぬよう、ある問題を産み落とします。それは…
・ふたつの山のあいだに魅力的な“栗の木”を植えて、互い違いをさせようという謀略でした。
・かくしてふたつの山はこの“木枯らし”たちのために、長年にわたり分断されることになったのでした。
・「なんという愚行をしていたんだぼくらは…」長老から告げられた真実に一堂愕然とする。
・「これからは仲良くしていこう!」誰かが高らかに叫んだ。「そうだ!ぼくらは同じ動物たちじゃないか!」。そして両やまの動物たちは互いに手を握り、これから強固な団結をしていく決意を新たにするのでありました。めでたし めでたし♪表情、発音、個性等、全てを発揮したとても立派な演劇でした。

민요련곡-チャンダンのリズムにあわせて-
出演:初級部高学年
舞台左では、チャンダンのリズムに合わせて踊る生徒。
舞台右では、民族打楽器を演奏する生徒が並ぶ。
朝鮮民謡を全身で表現するように歌う。
民謡の合間に舞踊動作が入る。なかなかの演出。
チャンダンと歌唱が混然一体となり、すばらしい民謡となる。
左の歌唱隊も小太鼓を持ってチャンダンに参加。
終盤になって、さらにテンポは上がる。
大胆で新たな演出に、観衆からは拍手喝采が。

려명이 밝아오네-れいめい-
出演:高級部 舞踊部
序盤は民族の分断を表現する、悲痛な面持ちでの舞踊。
舞踊部員の作り出す雰囲気に、会場もしんとする。
後半になり、一層躍動感のある動作で舞踊が行われる。表情から動作に至るまでテーマの統一を表現しているかのようだ。
タイトルの黎明との名に恥じぬ、明るい未来が垣間見えるようなすばらしい舞踊であった。

조국에서 맺은 약속-祖国で交わした約束-
出演:高級部3年生
高3単独での演目。タイトルにあるように、先頃祖国訪問を機に得た万感を歌と詩によって表現。
9名全員が祖国訪問で感じた胸の内を熱く語る。
感情のこもった合唱に全員が見入っていた。
民族に立ちはだかる悲愴なコンクリートの壁の前でヨンギ君とチュニャンさんが“ハナ”を演奏する。この曲は民族統一を願いが込められた曲だ。
残った生徒で障壁を打ち崩す。
そして統一された朝鮮半島の前で手を取り合った。

통일무지개-統一のとびらをひらこう-
出演:中級部2・3年生
学芸会公演のセミファイナルを勤めるのは中級生徒ら。
体育館入り口から豪快に登場!

農楽衣装をまとい、民族打楽器を叩きながら観衆の周りを移動。

意表をつかれた観衆。
舞台へと移動。ここから本格的な動作が始まる。
男子生徒による見事なサンモ捌き!※サンモ:紐のついた帽子。まわすにはある程度の技術が必要。
続いて女子の高速縄跳び!
見事なリズム感で左右からの縄を飛ぶ!お見事!!

통일무지개-統一の虹-
出演:全校生
演目最後は全校生による合唱。曲は学芸会テーマでもある「統一の虹」
吹奏楽部の演奏に合わせて合唱が行われる。
初級生から高級部生徒まで、全員が元気のある声で歌う。最後を飾るに相応しい合唱となった。
学芸会公演を締める司会役のチャンテ君とリナムさん。
会場からは割れんばかりの拍手!
こうして学芸会は幕を閉じたのであった。
幕の裏側を撮影。「スゴヘッター!(おつかれー!)」と声が上がる!
生徒たちも満足げに拍手。
緊張から開放されたほほえましい笑顔。
その笑顔からさらにひとつ成長した姿を感じた。

 

大盛り上がりとなった学芸会。この後は「食堂でささやかな打ち上げだ!」へと続く!

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