何というか、こういう話題は本来は避けたいところですが、あまり露骨に避けても不自然だし、みなさんの最も関心があることもたぶんこれでしょうから、ちょっとずつ小出しにしていこうかななんて思っています。
(続きはこちら)
Firefoxの最大の欠点といえばその速さでしょう。そのことに異論はないと思います。
この速さを上げるための方法は、ネット上にあまたありますが、はっきり言って、万人にオールマイティーに効果を発揮するような魔法のような方法は、現段階ではこれ以外ありえません。
方法:「拡張を減らすこと」
以上です。お疲れ様でした。
………
そんなことは分かっているけれども、それができないからいろいろな悩みを抱えているのですよね。
その王道的な解決策(速さと拡張の両立)は、セオリー通りに、要は、拡張を使わず、他のもので補っていくということになりますが、そのためには非常に高度な知識が要ります。
なので、初心者もその購読対象としているこのブログの方針としては、それを少しずつ説明していって、それができるようになったらまとめてカテゴライズできればいいなと思っています。
しかしながら、現段階では、そのような状況にはありませんので、今回は、ちょっとだけ先走って、それとは違う方法、つまり小手先の方法を紹介してみようというわけです。
あくまで、小手先の方法なので、限界があるというか、根本的な問題の解決とはなっていないのですが、まあ、そこそこ速くなるのでそれはそれでいいのかななんて思っています。
前置きはこのくらいにして、さっそく説明してみたいともいます。
[Vol.1 レンダリングを速くしてみる]
□はてなダイアリー レンダリングとは
レンダリング
データとして与えられた情報を計算によって画像化すること。
通常は3次元物体のデータを画像化することを指すが、データの画像化一般を指すこともできる。
ここでは、これを簡単にいえば、レンダリングとは、サーバーから送られてくる情報を私たちの見ることができる状態にすることといえると思います。
このレンダリングが得意なのはOperaですよね。Operaはこれが速いからページの表示も速いといえます。
なので、Operaに慣れてしまった私は、Firefoxを使ってブラウジングをするとその速度の遅さに閉口してしまうのです。
これは何とかしたいところですよね。
でも、Operaのように描写することはできない(Operaは独自仕様)ので、そういう根本的ではない方法でそれを解決することになります。つまり、もともとのスピードは変わらないのだけれども、体感スピードを上げることはできるので、それで我慢するというわけです。
私たちの多くは、ページを移動したり、更新したりするときに、そのページが変化せず、そのままの状態で待たされることにイライラします。「読み込みが終わっていなくてもいいから、とにかくページだけは変わってくれ」というわけです。
そこで、ページの表示開始時間を早めてみるというのが今回の設定となります。
Firefox(Gecko)は、デフォルトでは、無駄な再描写をしないように1200ミリ秒待ってから、ページの表示を開始します。
「いや、待つなよ(笑)」
ブロードバンド化が進んだ現在日本において、そんなに待つ必要はなくない?
ということで、ナローバンドではない人、高速回線でネットに繋いでいる人は、この時間を減らすことによって、ページの描写開始時間を早めることができるということになります。
設定方法は、簡単で、「about:config」から新規作成で「nglayout.initialpaint.delay」、値を「任意の時間(ミリ秒)」とするだけでOKです。
(これでも分からない人は、以前書いたエントリーに詳しく書いてあるので、目を通しておいてください)
「about:config」がイヤといういう人は、pref.jsに
「user_pref("nglayout.initialpaint.delay", 任意の時間(ミリ秒));」
と書いても同じことが可能です。
問題は、その数値をどうするかですが、まあ「250」くらいが妥当ではないでしょうか。各自のPC環境によって適正な値は異なりますので、各々いろいろ試してみてください。
※Firefox3では、このレンダリングスピードが大幅に改善されるそうなので、期待大ですよね。
以上です。
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