松戸東署は8日、自分で産んだ男児の死体を出産直後に遺棄したとして、松戸市の専門学校の女子生徒(19)を死体遺棄容疑で逮捕した。「周りに出産を知られたくなかった。死産だった」と容疑を認めている。司法解剖によると男児は出生後、しばらく呼吸をしていたとみられ、同署は死亡した経緯についても調べている。
調べでは、生徒は昨年9月8日ごろ、自宅1階浴室で身長約50センチの男児を出産、遺体を自宅2階の自室のクローゼット内に遺棄した疑い。
生徒が同10日になって「腹が痛い」と訴え、市内の病院で受診したところ、子宮内に胎盤の一部が残っているのが確認された。生徒が「出産して遺体を隠した」と話したため、医師が同署に通報した。【山本太一】
毎日新聞 2008年1月9日