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「らき☆すた」舞台の神社、初詣客倍増
人気アニメ「らき☆すた」の舞台とされる埼玉県鷲宮(わしみや)町の鷲宮(わしのみや)神社で、正月三が日に初詣でに訪れた人が前年を17万人上回る30万人に急増していたことが8日、埼玉県警のまとめで分かった。「らき☆すた」は女子高生の日常をコミカルに描いたアニメで、鷲宮神社をモデルにした神社が登場。昨夏から若いファンらの参拝客が増えていた。神社の神主は「日が沈んでも初詣で客の列が途切れなかった」と驚いている。
三が日に初詣でに鷲宮神社を訪れた人は前年を17万人上回る30万人。鷲宮町の人口(3万5247人、昨年12月1日現在)の約8・5倍に上った。
鷲宮神社によると、例年は大みそかから1日かけてが初詣で客のピークだが、今年は1日より2日、2日より3日と増えたという。同神社の神主は「こんなに来るのは初めてで、3日が最も多いのも初めて。日が沈んでも列が途切れなかった。年齢層は幅広く、アニメファン以外の方も大勢訪れていた」。当初20人の警備員を人出に対応するため40人まで増員したという。
美水(よしみず)かがみさんの4コマ漫画が原作のアニメ「らき☆すた」の人気が、異例の人出につながった。昨年の4月から9月までテレビ放送されたアニメ版では登場人物の女子高生が、鷲宮神社をモデルとした神社の脇に住んでいた。ファンの間で同神社は「聖地」とも呼ばれ、昨夏ごろから若いファンの参拝客が急増、絵馬にアニメを描いて奉納する姿も目立つようになっていたという。
この人気にあやかろうと昨年12月には、鷲宮町商工会がアニメの登場人物を描いた石碑を鷲宮神社近くに建立。声優らとファンの交流イベントを開催すると、全国各地から約3500人のファンが集まり、販売したストラップやポストカードなどの関連グッズがすぐに売り切れたという。商工会の担当者は「『ファンが集まっている』と話題になり、近隣の市や町の人も『行ってみよう』となったのでは。警察の予想は前年比4万人増ぐらいだったのに」と驚いていた。
鷲宮神社は関東最古の大社とされる。東武伊勢崎線の鷲宮駅からは徒歩約7分、JR宇都宮線の東鷲宮駅からは車で約5分の距離。鷲宮駅の乗車券収入は1月2日に前年比172%を記録したという。三が日は混乱を避けるため、同神社の駐車場は閉鎖され、町役場の駐車場からは1キロほど歩かなければならない状況だったという。
[2008年1月9日7時23分 紙面から]
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