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【国際】

捕鯨監視船、今週出港 豪外相が発表

2008年1月7日 18時57分

 【シドニー7日共同】オーストラリアのスミス外相は7日、南極海での日本の調査捕鯨船団を監視するオーストラリア税関の巡視船を今週、同国西部から出港させると発表した。国際海洋法裁判所への提訴など法的手段をとる場合に備えた証拠収集を行う。航空機による空からの監視も実施する。

 外相は12月中旬、巡視船による監視を発表した際「数日以内に派遣する」としていたが、今月に入っても船が出港しないため、環境保護団体などから「政府は口先だけ」「(ザトウクジラ捕獲を見合わせた)日本に配慮している」と批判の声が上がっていた。

 外相はまた、動画投稿サイト「ユーチューブ」に最近、「捕鯨反対はオーストラリアの白人優越主義の表れ」などと、同国を批判する匿名ビデオが掲載されたことについて「不快感を覚える」と語り、同国の反捕鯨の立場は揺るがないと述べた。

 

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