アニメ「らき☆すた」効果で初詣客が倍増の30万人に−。
テレビアニメ「らき☆すた」の美少女キャラが住む家と設定された関東最古の大社「鷲宮神社」(鷲宮町)の正月三が日の初詣の参拝客が、昨年の13万人から17万人増の30万人だったことが8日、県警地域課のまとめで分かった。
県内の主な神社・仏閣の初詣で客も26万人増の計約402万人と過去最高を記録。同課は「『らき☆すた』効果と好天候が人出増の要因」と分析している。
「らき☆すた」は美水かがみ作の4コマ漫画で、昨年4〜9月、アニメ版が放送された。主人公は女子高生4人で、うち2人の姉妹の住む「鷹宮神社」のモデルが鷲宮神社とされ、“聖地巡礼”と称して昨夏からアニメファンが詰めかけていた。
元日には県外からも参拝客が訪れて列が参道からあふれ、待ち時間も倍の2時間。例年は元日をピークに減少する参拝客も「今年は2日、3日とどんどん増えていった」(鷲宮神社)。
地元の鷲宮町商工会も版元の角川書店から許可を得て、正月限定のキャラクターのおみくじ入りクッキー1600個や、原作者の描き下ろしポストカードなどを準備。クッキーは完売、商店街の売り上げも倍増と大盛況で、「例年は年末休業する店も営業した。若い人が多く訪れ、町に活気が出る」と同商工会も歓迎ムードだ。
初詣客の急増に、鷲宮神社は「トラブルもなく、皆さんマナーよく参拝されていました。人が増えることはとても良いこと」とコメントしている。
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