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【社会】

裸祭りのポスター掲示断る 「不快感を懸念」とJR

2008年1月8日 21時21分

 JRに掲示を断られた「蘇民祭」の観光ポスター

写真

 岩手県奥州市の黒石寺で1000年以上の歴史がある「蘇民祭」の観光ポスターを、市がJRの駅構内に掲示しようとしたところ、JR東日本盛岡支社が「ポスターは客に不快感を与えるかもしれない」と断っていたことが8日、分かった。

 ポスターは写真3枚を組み合わせたもので、ひげ面に胸毛がある男性が大きく掲載され、奥に下帯姿の男性らがいる。市によると、祭りのポスターは数十年作製してきたが掲示拒否は初めてで、市は印刷枚数を200枚減らして1400枚とし、駅で張れない分は市内に手厚く張るほか、首都圏の観光施設などにも掲示を依頼する。

 昨年11月28日に市がポスターの版下を盛岡支社に持ち込み掲示許可を求めた。JR側は本社に相談し、12月3日に図柄を変えない限り掲示できないと伝えた。市は一部修正したものの、ほかに画像がなく、日程や予算の問題からも、全面的な変更は難しかったという。

(共同)
 

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