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2008年1月8日(火) 19:15 |
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行方不明の大学生の捜索続く
今月5日に新見市の鍾乳洞で行方不明になった大学生の捜索は、8日も引き続き行われています。しかし行方が分からなくなった地底湖は環境が厳しく、捜索は難航しています。
新見市のひめさかかなちあなで、高知大学3年生の名倉裕樹さんが行方不明になって4日。 8日の捜索は正午過ぎからこれまでと同じ30人余りの体制で始まりました。 捜索がこれほどまで難航しているのにはいくつかの理由があります。 名倉さんが行方不明になった地底湖は、鍾乳洞入り口から1.5キロ奥にあります。 途中滑りやすい崖や、人一人がやっと通れる道を通らなければならず、大型のボートや大人数の捜索隊を投入できないのが現状です。 捜索が難航しているもう一つの理由は、地底湖内部の環境が予想以上に厳しいことです。 気温・水温は10度程度ですが、足場が無く捜索スタッフは水に浮いた状態で作業を行っています。 このため、作業は2時間から3時間程度が限界ということです。 さらに地底湖には大量の水が流れ込み、湖底のどこかから外部へ流れ出ているため、流れが非常に激しく潜水しての捜索が行えない状態です。 現場には名倉さんの両親やサークルを担当していた高知大学の教授らも駆けつけ、捜索の行方を見守っています。 しかし、これまでのところ名倉さんの行方は分かっていません。
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