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3−5年で先進国並みに 中国の農産物安全基準
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【北京8日共同】中国農業省は8日、食の安全対策の一環として、農産物に関する国内安全基準を3−5年以内に、欧米など先進国並みの「国際レベル」へ引き上げる方針を明らかにした。
海外向け輸出品だけでなく、国内市場向け農産物の安全性も向上させることで、内外消費者の懸念を緩和したい考えとみられる。
同日記者会見した高鴻賓農業次官によると、同省は最近、残留農薬の規制量や検査方法、動植物に対する防疫措置、遺伝子組み換えなどに関する325の安全基準を相次ぎ制定。「今後も改善を続け、安全レベルを向上させる」(同次官)と指摘した。
また昨年11月に実施した野菜の残留農薬検査の合格率が95・3%に達したほか、水産物を対象とした抗菌剤マラカイトグリーンなどの含有検査でも合格率は向上しているとした。
(共同通信社)
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