My Fairy King

   

 

 

 夏の日だった。

 あの日があんなに暑くなければ、

 前の晩が夏至の夜でなければ、

 僕が弟をあそこへ連れていかなければ、

 あるいは僕は、弟を失わずに済んだだろうか。

 いいや。

 弟はいずれにしろ、<>に会っていただろう。

 <>は弟を探し求めていたし、弟は<>が迎えに来るのを知っていて、待っていたに違い無いのだから。

 

 

  purte deux

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