東広島商工会議所は今年、東広島市中心部への次世代型路面電車システム(LRT)の導入に向けた活動に乗り出す。JR西条駅前と広島大キャンパス間に超低床電車を走らせ、市民らの利便性向上と中心市街地の活性化を狙う。岡田章会頭が7日の新年互礼会で表明した。
岡田会頭は、商議所が提唱する宇宙科学博覧会の9年後を目標にした開催に意欲を示し「地球環境問題や高齢化に対応した交通システムのLRTを提言していく」と述べた。
商議所の構想では、西条駅前と広島大を結ぶ幹線道ブールバールの約4.2キロに軌道を敷き、環境に優しく高齢者に便利な超低床電車を走らせる。電停は利用の多い市中央図書館や鏡山公園などを想定している。駅と大学は現在、バスで結ばれているが、学会や受験期に混雑するなどの課題もあり、市民や市外からの来訪者の利便を高めるため、LRTが必要と判断した。
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