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室井健亮の憂言記

2007-12-22 実態把握

ニセ科学批判派のご宣託(引用)

20:58

  • ○○は科学事実であると社会的に誤解されている、ということを検証したデータなりが存在しているのですか?私の議論は印象レベルですが、貴方の議論がそうではないと言うのならば、その論拠をご提示ください。
  • 「○○は、ニセ科学である(科学的事実と一般の人達に誤解されている)」と主張をしているのは、ニセ科学批判派です。要するに、それらは(未だ)何ら実証されていない主張である、ということでよろしいですね。

「いっちょ有効なニセ科学批判批判論でも考えてみるか→すぐに挫折」から考えたこと - 思索の海

「いっちょ有効なニセ科学批判批判論でも考えてみるか→すぐに挫折」から考えたこと - 思索の海

結局のところ、向こうでいろいろ質問したり問題を提起した人の主張の中身は、全く空っぽらしいということがわかりました。

by apj (2007-12-21 00:10)

しかし、丁寧に指摘すれば、彼の云っていることがでたらめだってのは万人の目前にはっきり示せるんですね。ぼくにはとうていそこまでの根気はありませんでした。すごい。

by pooh (2007-12-21 22:07)

apjさんの議論の展開は本当にすごかったですね。なんというか、惚れ惚れしました。

by dlit (2007-12-22 11:23)

もう、読むひとが読めば「言説の場で言説の破壊戦術として用いることの自家撞着的な無意味さ」と「その戦術を選ばざるを得ないような思考の水準」が分かるはずなので、そろそろ放置してもいいと思いますよ。例のIPアクセス拒否でもいいかと思いますし。

by pooh (2007-12-22 21:34)

So-net blog:Chromeplated Rat:批判されること

apjさんの論理展開は、見事だと思いました。あれはなかなか真似出来ない…。詰め将棋みたいな鮮やかさですね。

投稿 TAKESAN | 2007年12月22日 (土) 12:44

平気で盤外に駒を置くような相手までも詰めきってしまうというのはすごいなあ、と思いました。

投稿 dlit | 2007年12月22日 (土) 17:32

Interdisciplinary: 内在

【関連】Jack周遊記: ニセ科学批判に関する個人的な考察(草稿)

【非科学 ≠ ニセ科学】「所謂、血液型性格判断」は科学と本当に誤解されているのか?ただの話のネタのようにも思うが…。

14:22

どうも。 2007/12/20 01:53

>ある程度確立した科学の内容を基準にして、「間違っている」というときは、その内容の否定そのものになります。

それは「科学的な内容」としては否定されるというだけに過ぎないでしょう。それならば、「ニセ科学批判」という言葉は何ですか?「非科学であるという指摘」と「ニセ科学であるという指摘」とは違うのでしょう。それだけなら「非科学であるという指摘」にしか成らならないのです。

「いっちょ有効なニセ科学批判批判論でも考えてみるか→すぐに挫折」から考えたこと - 思索の海

apj 2007/12/20 02:18

>主流派と非主流派とをどう判断するのですか?

一番広まっている血液型性格診断が主流派。広まっていない血液型性格診断が(あれば)非主流派。

「いっちょ有効なニセ科学批判批判論でも考えてみるか→すぐに挫折」から考えたこと - 思索の海

どうも。 2007/12/20 02:24

広まっているものとそうでないものをどう区別しているのですか?ニセ科学に関心があれば、ニセ科学的なものが多く目に止まるのは自然だと思いますけれど。

「いっちょ有効なニセ科学批判批判論でも考えてみるか→すぐに挫折」から考えたこと - 思索の海

どうも。 2007/12/21 01:11

> 明確な定義を提出しているにも関わらず、それに基づいた判断をしてはいけない

そのようなことは全く言っていません。例えば「血液型性格判断と括られるものの中でニセ科学の定義に当て嵌まるものの割合がどの程度なのか?」ということに関して、印象程度のレベルの話をしているのでしょうと言っているのです。印象程度だから悪いというのではありません。印象程度のことを、さも確定的であるかのように誤解させるとすれば、それが『ニセ科学』であるというんですよ。

「いっちょ有効なニセ科学批判批判論でも考えてみるか→すぐに挫折」から考えたこと - 思索の海

どうも。 2007/12/21 11:46

>ニセ科学批判の具体的な議論の数々を見て、「まだ専門的なレベルに達していない」と言い切れる

まず、注意しますが。「非科学である」という判断が専門的なレベルで行うことができない、と言っている訳ではありません。「ニセ科学である」という判断を専門的なレベルで(今のところは)行うことはできないと言っているのです。なぜなら、「ニセ科学」研究なるものは(まだ)専門として確立していないからです。確立していないというのは、もちろん、私の印象です。「自然科学であると誤解されているか?どうか?」と言ったことは自然科学の問題ではなく、むしろ、社会科学的な問題ですね。自然科学の専門家(の何人か)が、盛んにその問題を取り上げているということから専門性が確立している、ということにはなりません。もちろん、自然科学者が社会科学者も兼ねることは可能ですけど。まさか、dlitさんは、「ニセ科学」研究なるものが既に専門として確立しているとお思いなのでしょうか?念のために申し添えておきますが、ここで問題にしている専門性は「科学か?非科学か?」の問題ではなくて、「科学と誤解されているか?どうか?」の問題についての専門性ですので。

「いっちょ有効なニセ科学批判批判論でも考えてみるか→すぐに挫折」から考えたこと - 思索の海



【関連】Jack周遊記: ニセ科学批判に関する個人的な考察(草稿)

比ヤング比ヤング 2007/12/23 02:28 水伝はニセ科学じゃなくて、オカルトだろうが…

早川早川 2007/12/23 21:59 田崎さん
>「水伝授業はニセ科学である!」

SSTもそうだけど、そんな性急な一般論は無茶ですよw

どうも。どうも。 2007/12/25 21:40 > 貴方がどういうものを指して「状況を同じくしない」と呼んでいる

一つ例を上げましょう。(ほぼ繰り返しになりますよ。)
1.日常的な雑談中に、「A型は神経質」と言ったこと。
2.「血液型と性格の遺伝統計分析」なるタイトルの本で遺伝がどうのこうの、統計がどうのこうの書きながら、「A型は神経質」と主張すること。

こういったものを一緒くたにして、ニセ科学であるというのは不正確だというのです。もちろん、【大袈裟なアジ表現】としてならば有り得るでしょう。だから、確認的な疑問なのですよ。

江本江本 2007/12/25 23:37 小説に「科学っぽい表現」が頻出しても、SFであってニセ科学ではない。オカルトも同じですよ。

室井室井 2007/12/30 12:26 科学的でないのに「科学的である」と誤解させて騙す、ということが問題なのですね。科学的でないことは何ら問題ではなく、ポイントは「科学的である」と誤解させて騙すことにある訳です。
ところが、「科学的である」と誤解させて騙すことになるか、ならないかは、主張そのものだけで決まるようなものではなく、その主張がなされた『場の状況に強く依存する』ものです。
ですから、主張がなされた場の状況とは独立に主張だけを取り出して、その主張はニセ科学であるとは言えないのです。

ぶりぶりぶりぶり 2008/01/08 20:10 また、本来、「オカルト」等に分類すべき対象を疑似科学に分類すべきではない。迷信やオカルトは、それが科学であると誤解されるような要因を持ち合わせない。
サイエンス・フィクション(SF)は科学風の表現を多用する非科学的な言説である。その内容がオカルト等と同じく科学的と誤解されることがなければ疑似科学ではないのだが、
少年や青年の一部にSF作品中の理論づけなどをてっきり本物の科学的な説明だと誤解する者がごく稀に存在することもあるため、疑似科学に分類される。

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