調査委が中間報告提出へ
調査委が中間報告提出へ 12/12 17:16

福岡県筑前町で今年10月、中学2年の男子生徒がいじめられたという遺書を残して自殺した問題で、自殺に至った経緯や原因などを調べている調査委員会は、「男子生徒へのいじめが自殺につながった可能性がある」という記述を盛り込んだ中間報告書をきょう、提出します。

この問題は、筑前町立三輪中学校の2年生の男子生徒が、今年10月11日いじめられたという遺書を残して自殺したものです。

町の教育委員会は、原因究明のために第三者で構成される調査委員会を設置し、同級生や遺族、それに学校関係者からアンケートや聞き取り調査などを進めてきました。

調査委員会の関係者によると、これまでの調査で男子生徒へのいじめが自殺につながった可能性については認められるものの、いじめが自殺の原因だとは断定できないということです。

調査委員会はきょう8回目の会合を開いて、調査結果の中間報告書を町の教育委員会に提出することにしていて、いじめと自殺との因果関係については、この中間報告を事実上の結論と位置づけています。

調査委員会は今後、再発防止策などを加えた最終報告書をまとめ、年内に提出する予定です。