いじめが原因で子供が自殺した各地の遺族らで結成した「いじめ被害者の会」がきょう、中学生の自殺が起きた福岡県の教育委員会を訪れ、悲劇を未然に防ぐよう要望しました。

要望したのは、1996年に福岡県の旧城島町で当時15歳の四男がいじめを苦に自殺した大沢秀明さんら、遺族を含む2家族5人です。

大沢さんらは、福岡県教育委員会に対して、「子供たちが安全な学校生活を送るために、各市町村の教育委員会に、安全配慮義務を徹底させてほしい」と申し入れました。

大沢さんらは、およそ50人で「いじめ被害者の会」を結成し今月11日に自殺した福岡県筑前町の中学生の自宅をきのう訪問し、こちらの遺族も会に参加することになっています。

「被害者の会」はあす、文部科学省でも同様の申し入れをします。