議会・行政 : 市立病院の小児科医1人増員 週3日の時間外救急実施へ 亀井名張市長会見
投稿者: 編集部 投稿日時: 2008-1-8 10:19:43
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増員されるのは、大阪府松原市にある市立松原病院の小児科副部長を務めていた55歳の男性医師。名張市立病院では1997年の開院以来、小児科については三重大学から派遣された常勤医師2人体制で外来、入院、救急に対応してきたが、05年6月に過重労働などの問題から常勤の医師が引き揚げ、入院と救急を休止。その後、昨年1月から再び2人体制となったことから、入院と週2日の時間外救急を再開していた。
亀井市長は会見の中で、「市民の皆様には引き続き、かかりつけ医や応急診療所で受診する1次医療と(市立病院の救急外来で受診する)2次医療のすみわけを理解していただきたい」と述べ、現在同市の救急医療体制について理解と協力を求める姿勢を示した。
亀井市長はこのほか、現在は公費負担で2回受診できる妊婦健診が平成20年度から5回に拡充されることや、新消防庁舎建設、近鉄桔梗が丘駅へのエレベーター設置に向けた実施設計の開始など、08年度から着手予定の10事業について報告。しかし、同年度の予算見通しについては「本当に必要な事業に予算をつけていく緊縮型予算となる。事業の選択と集中により、持続的に市政を運営していくしかない」と決意を述べた。