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佐渡2警察に「お年玉」届く
佐渡西、佐渡東の両署に、今年も善意の「お年玉」が届いた。どちらも匿名で、大みそかの夜、そっと届けられていた。寄付者の意向を受け、佐渡西署は県交通遺児基金に、佐渡東署は佐渡福祉事務所に、それぞれ送った。
佐渡西署では1日午前零時すぎ、佐和田幹部交番の玄関口に、硬貨で1万3741円入ったビニール袋が置いてあるのを署員が発見した。巡回中に置かれたとみられ「1年間の財布の中の小銭を集めたものです。交通遺児のために使ってください」とメモが添えられていた。
一方、佐渡東署には12月31日午後7時ごろ、硬貨355枚で1万1984円の入った紙袋が2重のビニール袋に包まれて車庫に置かれていた。メモには「毎日1枚ずつ集めた小銭です。交通事故などで困っている人に少しでも役立てば幸福です。月光仮面」とあった。
「お年玉」は長年届けられており、佐渡西署には1987(昭和62)年から始まって今年で22回目。「月光仮面」は1974(同49)年から連続で東署に現れ、35回目となった。
両署は「いろいろな募金の形がある現在、このような方法は珍しい。非常に心ある方がいる」としている。
新潟日報2008年1月7日
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