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近江八幡市立総合医療センター:全回答者「経営状況厳しい」--全職員アンケ /滋賀

 ◇PFI半数以上が評価

 PFI(民間活力等を活用した社会資本整備)方式の是非の議論が続く近江八幡市立総合医療センターは全職員484人を対象に経営改善についてのアンケートをし、結果を公表した。

 回答したのは373人で、回収率は77%。同センターの経営状況については、全回答者が「厳しい状況にあること」を承知していた。PFI方式の業務委託については、選択式で「良くなったことはない」と答えたのが37%。これに対し▽「仕事が軽減された」33%▽「建物や施設が良くなった」16%▽「業務の質や水準が向上した」13%--など半数以上は肯定的にとらえていた。

 ただ、「委託業務の運営で、個別的な業務では改善すべきことがある」と答えた職員が56%あり、改善の余地が指摘された。

 一方、「働きやすい病院づくりのための提案」の選択肢では「院内運営体制の改善」(30%)や「病院職員の意識改革」(15%)などが指摘された。これに対し、「事業の見直しをすべきだ」と答えたのはわずか6%で、「(委託先の特別目的会社の)SPCへの委託内容の見直し」も9%にとどまった。幹部職員とは異なり、一般職員はPFI方式そのものよりも職員の意識や運営方法を問う声の方が多いとの結果が出た。【斎藤和夫】

毎日新聞 2008年1月8日

 

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