助産師確保へ、定時制を初指定

 正常分娩などで助産師の活躍が期待される中、看護師が働きながら養成所に通って助産師免許を取得できる仕組みの整備が進んでいる。厚生労働省は今年4月1日に開校を予定している11校の「看護師等養成所」を1月8日までに発表した。このうち、新設された助産師養成所は全日制1校、定時制2校の計3校で、定時制の助産師養成所の指定は初めてとなる。

 新設された助産師養成所は、長崎県の長崎市医師会看護専門学校助産学科(全日制)、群馬県の高崎市医師会立高崎助産師学院(定時制)、東京都の母子保健研修センター助産師学校(定時制)――の3校。11校の養成所は厚労省が昨年12月25日付で指定した。

 厚労省によると、看護師国家試験の合格実績には有効期限はないため、例えば看護師国家試験に合格したのが10年以上前でも、働きながら助産師養成所に通って助産師国家試験に合格すれば、助産師免許の申請をすることができる。

 厚労省の担当者は「産科医不足が深刻化する中、看護師が働きながら助産師養成所に通える仕組みが求められていたので、これに配慮した。助産師を確保することで産科医不足を解消できれば」と話している。


更新:2008/01/08   キャリアブレイン

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