総合広告会社の大広は日本企業向けに中国での通信販売ビジネスの支援サービスを始める。上海の現地企業と組み、商品のテスト販売から広告、物流まで一貫して請け負う。中国の通販市場は急成長しているが、規制や商慣行など障害も少なくない。現地企業の販売網とノウハウを活用し、日本の通販会社の円滑な進出を後押しする。
中国の食品会社、光明食品グループの通販専門会社であるアイサービス(上海市)と組み、月内にも本格的に始める。中国人の嗜好(しこう)に合わせた商品・包装の改良や、ネット通販用のサイト開設、コールセンター業務も請け負う。マーケティング調査や販売は、アイサービスが持つ約300万件の顧客データベースを活用。DMなどの広告・宣伝企画は、大広の上海合弁企業が手掛ける。(03日 10:33)