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いすゞ自動車、慶鈴汽車と合弁設立で中国市場に本格参入

2008/01/04(金) 14:12:36

 

ようやく念願がかない、いすゞ自動車の中国自動車販売市場における発言権が拡大する。2日の情報によると、慶鈴汽車といすゞ自動車は50%ずつ出資し、慶鈴五十鈴(重慶)汽車銷售服務有限公司(慶鈴五十鈴)を共同で設立する。いすゞ自動車はこれを機に中国の自動車販売市場に本格的に参入し、「今後3年で売上高174億ドル達成」という計画実現の推進力としたいと考えているという。

慶鈴汽車といすゞ自動車の投資額は460億ドルで、それぞれ約230億ドルずつ出資し合弁会社・慶鈴五十鈴を設立する。慶鈴五十鈴は今後、慶鈴汽車が製造を希望するいすゞブランドの自動車と部品を販売し、そのアフターサービスと修理用部品の提供業務も拡大・発展させていくとしている。

慶鈴汽車は、いすゞ自動車にとって中国で最も重要な提携先であるが、同社はここ数年業績が振るわず、このことがいすゞ自動車にとって相当な不満となっていた。同社は1994年から2002年まで、8年連続で重慶工業50強のトップの座を占め、長安汽車を押さえてきた。しかし、現在は形勢が逆転しており、昨年の自動車販売台数を比較すると、同社は約3万台と85万台超の長安汽車に大きく後れを取っている。

業界では「中国の商用車市場の目覚しい発展と慶鈴汽車の現状を知ったいすゞ自動車は、同社に深く入り込み、市場での主導権を握るつもりだ」との見方が広まっているという。(編集AH)

 
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