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地球温暖化で減る南極オキアミ 保護団体が資源管理の強化を提言 (2/2ページ)
このニュースのトピックス:温暖化
▽漁獲増
一方、世界各地で魚の養殖が拡大し、それに伴い餌となるオキアミの漁も拡大しつつあるのも懸念材料。漁獲量は平成12年以降、増える傾向にあり、水面近くのオキアミを掃除機のように吸い上げる巨大な漁船も建設されている。
保全プロジェクトは、日本などが加わる南極海の漁業資源管理機関である「南極海洋生物資源保存委員会(CCAMLR)」の加盟各国に、オキアミ漁船に国際的な監視員を乗船させる制度の導入などを求めている。
日本は主要なオキアミ漁業国で、16−17年の漁期の漁獲量は2万2800トンと世界3位。プロジェクトにかかわる関根彩子さんは「日本も資源の保全と持続的な利用を実現するために貢献をする義務がある」と指摘している。