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厚労相、医師不足対応で初会合・「看護師の業務を拡大」

 舛添要一厚生労働相は7日、医師不足問題などへの対応策を検討する「安心と希望の医療確保ビジョン」の初会合を開いた。「医師とスタッフの役割分担について答えを出したい」と述べ、医師の業務を補助するメディカルクラークや看護師の業務範囲の拡大に取り組む方針を明らかにした。「医療保険と介護保険の垣根を取り払ってもよいのではないか」とも語り、両保険を一体的に運営する必要性にも言及した。

 メンバーとして会合に出席した矢崎義雄・国立病院機構理事長は「高齢化で入院の需要は増えているにもかかわらず、医師不足で病院の機能は低下している」と指摘。野中博・野中医院院長は認知症など完治が難しい患者を支えていく体制が不十分だと問題提起した。

 この会議は「国民に安心と希望を与えるため、医療の長期的なビジョンが必要」と主張する舛添厚労相の肝いりで開催が決まった。今後、月に1、2回程度のペースで会合を開き、4月をメドに今後の医療のあり方や人材確保策などについて提言する報告書をまとめる予定。(00:22)

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