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【社会】リフト停止、30人が1時間宙づり 伊吹山スキー場、電気トラブルで2008年1月7日 朝刊
6日午後4時20分ごろ、滋賀県米原市上野の「伊吹山スキー場」のゴンドラとリフトが電気系統のトラブルで停止。スキー客約30人が宙づり状態で取り残された。1時間ほどで全員が救助され、けが人はなかった。 県警米原署の調べでは、止まったのは伊吹山(1、377メートル)の3−4合目付近で稼働していたリフト2本のうちの1本と、ふもとから3合目まで運行していた6人乗りゴンドラ。リフトの利用者はスキー場の従業員らがロープを使って救助。ゴンドラは動力をディーゼルエンジンに切り替えて運行し、午後6時15分までに全員が無事下山した。 関西電力彦根営業所によると、スキー場周辺では停電は確認していないという。米原署はスキー場の運営会社「ピステジャポン」や関電から事情を聴き、保守管理態勢を含め、トラブルの原因を調べている。 家族で遊びに来ていた三重県名張市の見矢拓慎君(9つ)は、一人でリフトに乗っていて取り残され「すごく寒くて怖かった」と疲れた表情。父親の和男さん(33)は「あってはならないこと。点検をしっかりしてほしい」と厳しい口調で語った。 ピステジャポンの広兼美雄社長は「大変な迷惑を掛けて申し訳ない。想定外のトラブルなので、原因を調べたい」と話した。 同スキー場は、2005年に近江鉄道(滋賀県彦根市)が経営から撤退。同年12月からは同社が運営しており、今シーズンは今月3日から営業していた。
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