オーストラリア連邦 Commonwealth of Australia

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(2006/06/07)
【安全対策基礎データ】

| 査証、出入国審査等 | 滞在時の留意事項 | 風俗、習慣、健康等 | 緊急時の連絡先 |
犯罪発生状況、防犯対策
     オーストラリアはこれまで比較的治安の良い国とされてきましたが、最近では必ずしもそうとは言えず、各都市で犯罪が増加しています。特に麻薬に関連した犯罪(例えば、麻薬購入に必要な金銭目的の犯罪や麻薬中毒による暴力犯罪など)が増加傾向にあるので、慎重な行動が求められます。

     また、オーストラリアの人達は自然と動物をとても大切にしています。日本人旅行者の中には「オーストラリアの自然」を目的とする方が少なくありませんが、そのような旅行者の中には現地の事情を知らなかったために事故に遭う例があります。一方で、保護の対象となっている昆虫や爬虫類などを軽い気持ちでオーストラリア国外に持ち出そうとして罪に問われる例もあります。そのためには、現地事情についての十分な知識と準備が必要ですので、この点も留意が必要です。

     (別添資料)は、オーストラリア統計局と日本の警察庁が発表した資料を基に作成した「オーストラリア及び主要都市における犯罪発生件数及び発生率(2004年)」と「日本の犯罪発生率(2005年)」を表したものです。犯罪発生率とは、人口10万人あたりの犯罪発生件数を表し治安状況を比較する目安になります。ただし、日本とオーストラリアとでは、法律、法の解釈、犯罪種別が若干異なり、また、世界統一基準で作成された統計ではありませんので、統計数値のみで比較するには多少の無理を伴います。この表で一概に治安比較を論じることは難しく、あくまでも目安の一つとして捉えていただきたいと思いますが、性的犯罪、強盗、侵入盗、自動車盗及び窃盗は、日本よりかなり高い発生率にあると言えます。

  1. 地域別の犯罪発生状況と日本人被害例

    【ニューサウスウェールズ(NSW)州】

     日本人旅行者を狙った盗難、引ったくり、置き引き等の被害が多発しています。特にキングスクロス地区や中央駅付近での引ったくりが多く、背後から襲ってくるので常に周囲に注意を払うことが必要です。置き引き被害は市内ホテル、レストラン、ブティック、インターネットカフェ、図書館等至る所で発生していますが、最近は、特にハンバーガーショップ等のファストフード店において被害が多発しています。被害者の多くは、バッグ等の貴重品をテーブルやイスの下に置いたまま雑談をしている間に被害に遭っていて、利用客が多く混雑する場所のため注意が散漫になったところを狙われています。
     また、睡眠薬を使った犯罪も発生しています。典型的な手口は、親しげに日本人に近付き、睡眠薬入りドリンク等を飲ませて眠らせて、その間に金品を窃取するというものです。現地で知り合った人を安易に信用せず、常に警戒心を持つことが大切です。

     また一方で、バックパッカーホテルやシェアルームでの盗難や、契約に際しての詐欺まがいのトラブルも多く発生しています。

    [被害例]

     午後9時頃、シドニー市内のパブで、親しげに話しかけてきた豪州人男性からおごってもらった飲み物を飲んだところ、以後の記憶がなくなり、後に強姦被害の上金品を盗まれていたという昏睡強盗強姦事件が発生し、日本人女性を含む複数の女性が被害に遭った。

     午後1時半頃、シドニー市内の遊技場(カジノ)付近の路上で、邦人観光客夫妻が農耕用鍬を所持した中東系の男性数人に襲われ、邦人男性は金品を強奪された上、頭部を負傷するという白昼凶悪強盗事件が発生した。

     午前11時頃、シドニーの中心にあるマーティン・プレイス駅でホームから改札口へ上るエスカレーターに乗ったところ、背後から肩を叩かれたので振り返ると、男がナイフを背中に突き付けて、日本語で「金を出せ」と要求してきた(前方には別の男が両手を広げて逃げ道を塞いでいた)。ポケットから財布を取り出して広げて見せると、前方にいた男が素早く札だけ(約200オーストラリア・ドル)を奪い取り、2人は走り去った。

     シドニー市内のサーキュラー・キーを歩行中、いきなり何者かに顔面を殴打され、財布やパスポートが入ったバッグを奪われた。

     キングスクロス地区近くの道路を横断するため信号待ちをしていた際、小脇に抱えていたポーチ(パスポート、現金在中)を後方から奪われた。

     ドメイン公園を散歩中、後ろ手に持っていたセカンドバッグ(パスポート、現金等在中)を後方から来たアジア系男性に引ったくられた。

     シドニー市内の美術館脇で、時間を聞くふりをして近づいてきた男性に現金、パスポート、航空券等貴重品の入ったバッグを強奪された。

     ホテルでチェックインの際、カウンターに置いていたバッグを盗まれた。

     シドニー空港に到着した商社員がアタッシュケースを置いたまま、荷物を取りに回転台に5、6歩進んだ隙に、アタッシュケースを盗まれた。

     共同生活をする部屋で就寝中、鍵がかかっていなかったため、泥棒に家宅侵入され、パスポートや現金等の盗難被害にあった。

    【ビクトリア(VIC)州】

     州警察によると、全体的な犯罪発生率は改善し治安は向上しているということですが、殺人や強盗、強制わいせつなどは反対に増加しているようです。日本人の被害で特に目立つのが、喫茶店やレストランなどでの置き引き被害や繁華街でのスリの被害です。また、薬物中毒者による薬物購入代金欲しさからの少額現金を狙った強盗事件も多く、都市部では、置き引きやスリなどの窃盗、車上荒らし、器物損壊、暴行・傷害、薬物事犯の発生が多く、周辺部では、侵入窃盗、強盗、車上荒らし、自動車盗などが発生する傾向にあります。

     メルボルン及びその近郊では、概してメルボルンの西側及び北側エリアでは比較的事件の発生が多いようです。犯罪の発生が目立つところとしては、サウスメルボルン、フィッツクレイ、フィッツロイ、ブランズウィックコリンウッドなどが挙げられますが、チャペル・ストリート、セントキルダ、ライゴン・ストリートなどの繁華街も夜遅くなると様子が一変することから注意が必要です。また、シティのゲームセンターではアジア系の若者による薬物の売買が行われていることがあるので、事件に巻き込まれないように注意してください。

     また、クラブやバーなどでは飲み物に薬物を混入させ性犯罪に及ぶ事件が多く発生しています。

    [被害例]

     エレベータ強盗
     午後0時頃、メルボルンの中心部において、邦人女性がエレベータに乗り込んできた白人男性に顔面を殴られ財布を奪われた。

     スタンガン強盗
     午前8時頃、メルボルン郊外の住宅街でトラム(路面電車)から降りて自宅に向かっていた邦人女性が、覆面をした男にスタンガンで襲われ、持っていたハンドバッグを奪われた。

     強姦
     午後10時頃、メルボルンにおいて、邦人女性が知り合ったばかりの男性の自宅で食事をした後、眠り込んでいる間に強姦された。

     ひったくり
     午後3時頃、メルボルンにおいて人通りの多い道路を歩いていた邦人女性が2人組の少女から因縁をつけられ、戸惑っている隙に所持していたハンドバッグを奪われた。

    【南オーストラリア(SA)州】

     過去に日本人留学生が殺害される事件も発生しているほか、銃器を使用した強盗・傷害事件やガソリンスタンドやコンビニエンスストアなどを対象とした小額の現金を狙った強盗事件が後を絶たないことから十分な注意が必要です。アデレードでは、シティの歓楽街であるハインドリー・ストリートにおいて夜間傷害事件や薬物に絡んだ事件が多く発生しています。また、夜間の公園は照明に乏しく人通りも極端に少なくなることから性犯罪が多く発生しています。一般的に、アデレードは夜間の人通りが少ないことから、夜遅くの一人歩きは要注意です。

    【タスマニア(TAS)州】

     大きな事件の発生はありませんが、ショッピングセンターなどの駐車場でのひったくりや車上荒らし、侵入窃盗などが発生しています。また、比較的人口が少ないことから郊外での単独行動や夜間の一人歩きには注意した方がいいでしょう。

    [最近の主な被害例]

     強姦未遂
     午後6時頃、デベンポート郊外の道路を散歩中の邦人女性が通りがかった車の運転手に襲われ、わいせつ行為を受け車に連れ込まれそうになったが、付近の住民が駆けつけたため犯人は逃げ去った。

     路上強盗
     午前1時頃、ホバート中心部において邦人男性がパブから帰宅途中に複数の男に鉄パイプで襲われ、所持していたノートパソコンを奪われた。

    【クイーンズランド州】

     クイーンズランド州警察本部が発表している犯罪統計資料によると、2004年度中警察に認知された「人に対する犯罪(殺人、殺人未遂、暴行傷害、性的犯罪、強盗等)」の件数は、32,192件で、前年度と比較すると276件減とわずかに減少し、また、「財産に対する犯罪(窃盗、詐欺、盗品に関する罪)」の件数も減少していますが、日本の犯罪発生率と比較した場合非常に高い発生率で推移しており、治安のレベルに大きな差があります。クイーンズランド州では、ほぼ毎日凶器を使用した強盗事件が発生し、傷害、暴行事件も一日当たり約50件以上、またゴールドコースト市では一年間で約2,300件の自動車盗難事件が発生しています。

    [日本人被害の状況]

     在ブリスベン総領事館に届け出のあった被害事件で最も件数が多かったのは窃盗事件の被害でしたが、これらの被害の大半は、車上荒らし、置き引きなどの屋外盗でした。また、発生地域別では、ゴールドコーストでの発生が60%以上で最も多く、次にブリスベン、ケアンズの順となっています。

     ゴールドコースト及びその周辺では、日本人女性を狙った強姦事件が発生しています。特に食事等に誘った上で飲み物に薬物(睡眠薬又は麻薬)を混入し、被害者の意識が朦朧となったところを強姦する悪質な事件が発生しており、十分な注意が必要です。

    【西オーストラリア(WA)州】

     家屋侵入(空き巣)と車上荒らしが発生しています。車に荷物を置いたままサーフィン・海水浴している間に車の窓を破られ、荷物・貴重品の盗難に遭う車上荒しが発生しています。
     車上荒しの防犯対策は、車に荷物を残さない、やむを得ず残す場合は車外から見難いところにカバーを掛けて置き、車の鍵を常時携帯することをお勧めします。
     一般住宅の防犯対策は、住居地域の選定と機械警報装置の設備が有効です。バックパッカーが滞在するような宿泊施設では、就寝中であっても貴重品を身に着けることをお勧めします。

  2. 主な犯罪傾向と防犯対策
     実際に発生している犯罪や、発生する可能性が高いと思われる犯罪の事例を場所や状況に応じて取り上げ、それぞれに対する具体的な注意事項を列挙しました。

    [空港、ホテル・ロビー等における置き引き]
    • チェックイン・アウトの際や、荷物の入れ換えの際などに、携行品に対する注意や警戒を怠らない。
    • 鞄などを床やカウンター上に置いたまま、手続きに没頭しない。

    [繁華街の路上や人込みでのスリ、引ったくりなど]
    • 外出に際しては、できるだけパスポート、航空券、多額の現金や貴重品を持ち歩かない。
    • やむを得ずパスポート、航空券などを持ち歩く場合も、全てをバッグなどに入れずに数カ所に分散して身に着ける。
    • なるべく車道から離れて歩き、携帯品などは車道側に持たない。
    • ショルダーバッグの肩紐はたすき掛けにし、バッグを体の全面で必ず片手あるいは両手を添えて保持する。
    • 人前で不用意に財布を出し入れしない。
    • 不意に話しかけられても、持ち物から注意をそらさない。
    • クレジットカードで支払をする際は、伝票の金額を必ず確認してから署名し、領収書を必ず受け取って決済が終わるまで保管する。

    [飲食店での置き引き]
    • 友人など同行者が一緒の場合は、必ず誰かが席に残る。
    • やむを得ず一人で食事を摂りに行く場合でも、席を離れる際は必ず貴重品を持って移動する。
    • 食事中でも、椅子の背もたれに貴重品や財布の入った上着やバッグなどを掛けたままにしない。

    [海岸での置き引きなど]
    • 所持品を浜辺や車の中に置いたままで海水浴をしない。
    • 特に、車でサーフィンや海水浴に行く際に、車内の見えるところに鞄などを放置したまま車を離れない。

    [ゴルフ場での盗難]
    • ゴルフプレー中、ゴルフバッグのサイドポケットには貴重品を入れない。(カートにおいてあるバッグから目を離した間に盗まれるケースが多く発生している。)

    [車上荒し]
    • 車内は安全と考えるのは大きな間違いである。車を離れた間に車内に置いていた貴重品を盗まれる事例が多く報告されている。特に車外から見える場所に鞄や荷物を放置して車から離れない。
    • 車のトランクの中も決して安全ではない。一度扉を破られれば、車内もトランク内も同じである。
    • 路上駐車は、たとえパーキングメーターのある場所でもできる限り避ける。路上駐車は、誰かが車に近寄っても、また車から物を運び出していても不審でないことから危険である。
    • 給油ステーションなどで、ほんの数十秒車を離れた間に盗難が起こった例もある。

    [車の盗難]
    • 車を駐車する際は、できる限り出入が限定された、管理人が常駐する駐車場を利用する。
    • 駐車場に駐車する場合も、管理人室から見える場所を選ぶ。
    • 警報装置やハンドルロックなどの追加的な防犯手段の導入も検討する。

    [女性に対する暴行]
    • 夜間の一人歩きは避ける。(短い距離でも、タクシーなどの移動手段を考える。)
    • たとえ昼間でも、人通りのない場所や地域への立入りは、十分注意する。
    • 知り合いに対してでも、否定する場合は、はっきり「No」と意思表示する。(甘言につられて住宅や室内に連れ込まれ性的被害に遭った例もあります。)

    [ヒッチハイク]
    • 見知らぬ人の車に同乗しない。見知らぬ人を同乗させない。

    [いかさま賭博]
    • 「以前、日本で生活していた。」「兄弟が日本に住んでいる。日本のことをもっと知りたい。」「カジノのディーラーをしている。必ず勝てる方法を知っている。」などと親しげに話しかけてくる人を軽々しく信用しない。
    • 知り合ってすぐに住所や電話番号、宿泊先などを教えない。

    [長距離バスや列車内での犯罪]
    • 車内では、貴重品を放置しない。
    • 特に夜行便を利用する場合、所持品の管理には特に注意する。(眠れないからといって睡眠薬やアルコールを摂取することは危険。友人などの同行者がいる場合は睡眠を交互にとり、常にどちらかが荷物の見張りをできるようにすることも必要。)

    [ホテルなど宿泊先での盗難]
    • 貴重品は室内にある金庫あるいはホテルのセーフティボックスに保管する。(但し、ホテルのセーフティボックス保管中の盗難も皆無ではなく、ホテルの管理体制に問題があると思われる場合は、自ら管理せざるを得ない場合もある。)
    • 部屋に残すスーツケースなどは、必ず複数の鍵をかける。
    • ロビーや人前で自分の部屋番号や行動予定をあまり話さない。
    • 客室内にいるときは、必ず出入口を施錠し、ドアチェーンを掛けておき、来訪者があった場合は、まず扉を閉めたまま対応し、次にドアチェーンを掛けたまま扉を半開きにし、相手を確認する。
    • 外から帰ってきた際は、不審な人が後を尾行していないか、あるいは部屋の付近に見知らぬ人がいないか注意し、不審な人物がいる場合は部屋へは入らずにフロントに連絡する。

    [バックパッカー向けの宿泊施設での盗難]
    • 比較的廉価な宿泊施設では、貴重品は常時、いかなる時も身に着ける。
    • 貴重品は、たとえシャワー中でもシャワー室内の手の届く範囲で常時見える場所に置いておく。
    • 部屋を空ける際はほんの数分でも必ず鍵を掛け、貴重品は肌身から離さずに持ち歩く。
      ドミトリー形式で、他人と相部屋になる場合は特に所持品や貴重品の保管に注意する。
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査証、出入国審査等
  1. オーストラリアへの入国には査証が必要です。ただし、第三国へ向かう途中の8時間以内の通過滞在であれば査証は必要ありません。観光及び商用査証は、90日または180日間の滞在期間が許可されます。なお、観光等の短期滞在予定者は、査証に替えて、1996年より導入されているETAS(電子渡航許可登録)カードによる入国が可能です。このカードは、航空会社や主要な旅行代理店または直接インターネットで申請できますので、問い合わせの上、事前に登録しておいてください。

  2. 現在、出国の際には出国税30オーストラリア・ドルに加えて、Noise Tax(騒音税)3オーストラリア・ドルが必要ですが、最近はカンタス航空をはじめ有力航空会社で購入する航空券には、予め出国税及びNoise Taxを含むものが多いため、出国の際に改めて出国税を支払う必要がなくなりつつあります。

  3. 出入国時に、10,000オーストラリア・ドル以上のオーストラリア・ドルまたは右に相当する外貨を、現金で持ち込み、または持ち出す場合は税関等に申告する必要があります。これに違反すると厳しく罰せられます。

  4. オーストラリアは、伝染病あるいは農牧畜産品に対する病害虫の侵入を防ぐために、動植物類や肉類、乳製品、果物類の持ち込みには非常に厳しく対応しています。原則として、それらの持ち込みは禁止されており、虚偽の申請に対しては厳しい罰金が科せられます。さらに、果物、野菜の図柄入りの段ボール箱は、内容の如何に拘わらず全て点検された後、段ボール箱は没収、処分されます。また、検疫については州によって、種子、果物及び肉類等の持ち込みが禁止されていることもあるので注意が必要です。

    【西オーストラリア州】

     西オーストラリア州は、他州から地理的に隔たっているため独特の動植物が生息し、病原菌・病害虫に汚染されていないことから、他州と比較して厳しい検疫を実施しています。

     パース国際空港では、旅行者荷物に対して100%エックス線検疫を実施しており虚偽申告には厳しい対応を行っています。動植物・食物を持ち込むときは量・種類に拘わらず必ず申告し検疫官の指示に従うことが重要です。

     ※参照(オーストラリア検疫検査局HP)
    http://www.affa.gov.au/content/output.cfm?&ObjectID=3E48F86-AA1A-11A1-B6300060B0AA00014 及び http://www.australia.or.jp/seifu/aqis/
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滞在時の留意事項
  1. 旅行制限
     一般的な通常ルートの観光には特に旅行制限はありません。オーストラリア奥地(アウトバック)を旅行する場合には、遭難等の危険性もあるので、十分な装備をするとともに、旅行日程を知人または現地の警察等に届けることが賢明です。

  2. 写真撮影の制限
     軍関係の施設の撮影は禁止されています。一般には写真撮影は可能ですが、写真撮影に制限を設けている場所(シドニー国際空港税関区域空港、戦争記念館及び美術館の館内、フィリップ島のペンギン・パレード等)が有りますので撮影の際は係員等に確認することが必要です。

  3. 麻薬取締り
     国内では麻薬が若者を中心に広く乱用されており、外国からの密輸入に加えて国内での違法栽培も後を絶ちません。麻薬関係の逮捕者数は、1999/2000年度は83,000人に上り、5年前の約2倍と急激に増加しています。麻薬類の製造・栽培及び製造過程に参加すること、制限された物質を他人へ供給すること、並びに、それらを所持・使用することは禁止されており、これに違反した場合は、厳しい懲役と罰金が科せられます。

    [ニューサウスウェールズ州の麻薬取締り]

     シドニー空港では、海外からの密輸入を重点に水際での取締りが厳しく行われており、空港税関では、持ち込み禁止物を不正に所持している疑いがある入国者に対して、脱衣による所持品検査または医者による身体検査を行う権限が与えられています。

     ニューサウスウェールズ州の麻薬等取締法によれば、違法薬物を他人に供給した場合は罰金55万オーストラリア・ドルまたは終身刑、所持違反の場合は罰金2,200オーストラリア・ドルまたは懲役2年となっています。過去シドニー空港に到着した日本人が大量のヘロインを所持していたとして違法薬物供給目的の容疑で逮捕され懲役11年6か月の刑が言い渡されています。

     なお、シドニーの歓楽街であるキングスクロス地区では、薬物の取引きが日常的に行われ、薬物中毒者が集まり犯罪の温床となっています。
     またシドニー郊外では、サーフィンを趣味としていたワーキングホリデーの若者が、薬物を常用していたところ精神に異常をきたし、結果、凶悪事件を起こし現在も医療施設に強制収容されているという事例もあります。

     日本と比べ、麻薬が広く乱用されている中、麻薬には絶対手を出さないことを肝に銘じるべきです。

    [ビクトリア州の麻薬取締り]

     麻薬(大麻、コカイン、アンフェタミン等)が蔓延しており、メルボルン空港では、海外からの密輸入撲滅のため、水際での取締りが非常に厳しく行われています。
    メルボルン市内では、警察の取締りが年々厳しくなる一方で、依然、路上での密売が横行しています。警察の取締強化により、最近、薬物の品薄から末端価格が上昇しており、これが路上強盗事件等の増加に連鎖しています。

    [クイーンズランド州の麻薬取締り]

     大麻、コカイン、覚醒剤(メタンフェタミン、アンフェタミン等)等麻薬の使用及び所持は違法です。所持の場合でも逮捕され、犯歴として記録されます。薬物の過剰摂取が原因で精神障害を起こし、精神病院に強制入院させられた邦人も散見されています。

    [西オーストラリア州の麻薬取締り]

     1981年の薬物の悪用条例では、個人使用のために100グラム未満の大麻を所持した場合でも、最高で懲役2年、または罰金2,000オーストラリア・ドル、または両方の刑罰が科せられます。また、販売ないし供給する目的で、禁じられた薬剤または薬草を所持した場合も厳しい刑罰が科せられ、例えば500グラムを所持していた場合は、最高で懲役10年、または罰金2万オーストラリア・ドル、または両方の刑罰が科せられます。

  4. 不法就労
     就労を目的として入国するためには、日本を出発する前に東京にあるオーストラリア大使館、あるいは大阪にあるオーストラリア総領事館で手続きをして「一時居住査証」の発給を受けることが必要です。

     観光・短期滞在査証またはETASカードで入国した場合は、就労することは禁じられています。オーストラリアは失業率が高いため、オーストラリア人と競合する外国人労働者の移入には厳しい政策が取られており、不法就労は厳しく取り締まられます。違反者は拘置され、裁判の上強制国外退去となります。

     なお、日本とオーストラリアの間には、1980年12月からワーキング・ホリデー制度が実施されています。本制度は、原則として18〜25歳(条件によっては30歳まで)の青少年の相互交流と相互理解の促進を目的として実施されているもので、滞在期間1年までの入国査証が発給されます。制度の主旨はあくまでも長期の休暇を利用して観光することにありますが、旅行資金を補助する手段として一時的(1週間に20時間以内、1か所で3か月を越えないことが望ましい)に労働に就くことが相互に許されています。詳細は東京のオーストラリア大使館、または大阪のオーストラリア総領事館に照会してください。

  5. 政治活動
     宣伝ビラや印刷物を配ったり、署名集めを行う等の政治に関連した活動は慎むことが賢明です。また、道路上(歩道を含む)のデモは、各州により規制が異なるものの、概ね各州とも7〜14日前に警察当局の許可を得る必要があります。許可を得ないで行うデモは違法となっています。

  6. 賭博行為
     許可された場所以外の公共の場所で、賭博行為を行うことは禁じられており、罰金刑が科せられます。

  7. 交通事情
     車両は日本と同様に左側通行で、交通法規も日本とほぼ同様です。しかしながら、日本に比べ制限速度が高速であり、また、州によっては独特の交通ルールがあり、それを十分に熟知せず、慣れないまま車を運転することが事故の原因となります。

     市街地以外は「ラウンド・アバウト」と呼ばれる信号機のないロータリー式交差点が多く、進入の際には徐行または一時停止をして、全て右回りで進入、離脱します。自分から見て右側の車両に優先権があります。

     オーストラリアの特徴として、夜間、カンガルー等の夜行性動物が道路を横断したり、車のライトに向かって飛び出してきたりすることから、極力、夜間の、特に市街地外での運転は控えるようお勧めします。

    【キャンベラ(首都特別地域:ACT)】

     キャンベラ内の道路は比較的広く、交通量も出勤時間帯(午前9時前後)及び帰宅時間帯(午後5時前後)を除き少なく渋滞もほとんどありません。市街地は信号を多用していますが、

     制限速度は、ハイウェイで時速100キロ、主要幹線道路で時速80キロ、一般道路で時速60キロ(一部で時速50キロ)と日本に比べやや高速です。

     キャンベラ内の主要幹線道路以外は照明設備が少なく、また、場所によっては未設置の道路も少なくなく、夜間等視界が良くない道路もありますので注意を要します。
     シートベルトは前後席ともに着用が義務付けられており、また、運転中の携帯電話の使用も禁止されています。

    【ニューサウスウェールズ州】

     シドニー市内中心部は交通量が多く、大型車両等が頻繁に通行していますが、道路の幅が狭く、場所によって急カーブや直進専用道路が左折(又は右折)専用道路に変更となる場合がありますので、運転する場合には十分な注意が必要です。

     制限速度は日本に比べ高く設定されており、市内で時速60キロ、郊外では100キロに設定されている道路もあり、また、道路の幅が狭かったり、急カーブや舗装状態の悪い道路、また街灯のない道路も多いため、特に夜間の運転には注意が必要です。

     交通取締りは非常に厳しく、市の中心部では駐車違反、また郊外では速度違反及び飲酒運転の取締りが厳しく実施されています。

     シートベルトは前後部座席ともに着用が義務付けられており、また運転中の携帯電話の使用も禁止されています。

     歩行者用信号の時間が短いため、歩行者の信号無視が多く、また、道路横断中の事故が多く発生しています。

     また鉄道については、シドニーでは、日本のように電車の乗り越し精算制度というものがないため、乗車時に目的地までの適正な乗車券を購入する必要があります。過去に乗り越ししたところ、反則切符を切られ、裁判所への出廷を余儀なくされた事例があります。

    【ビクトリア州】

     メルボルン市の中心部では、トラム(路面電車)に関する交通ルールとして「フックターン(二段階右折)」をしなければならない交差点があります。フックターンをしなければならない交差点には標識(白地に黒)が出ているので注意が必要です。

     トラムが安全地帯のない停留所で客の乗降のため停止しているときは、車両はその後方で停止しなければなりません。通常はトラムの側面に後方から視認できるようなサインが表示されるのでこのサインが出ている間はトラムの側方を通過してはいけません。

     各州とも信号機が少ない分、「ラウンド・アバウト」と呼ばれるロータリーが多く設けられています。ラウンド・アバウトでは右側から侵入してきた車両が優先されます。

    【南オーストラリア州】

     市内の幹線道路のほか、アリススプリングスからダーウィンに通じるスチュアートハイウェイでは重大事故が多発しています。
     また、州北部のアウトバックでは、人家やガソリンスタンドもないところが多いので、十分な量の水やガソリン、衛星電話など十分な準備と装備が必要です。

    【タスマニア州】

     冬季の山間部では路面凍結によるスリップ事故が多発しています。また、その他のシーズンの一般道においても、路面上の土等のために滑りやすいので自動車の運転には特に注意が必要です。

    【クイーンズランド州】

     ブリスベン市内では一方通行、郊外ではラウンド・アバウトが多いのが特徴です。

     乗車している全員のシートベルト着用、チャイルドシートの使用が義務付けられており、これらの義務に違反すると反則金が科せられます。また、同州には日本のような厳密な車両検査制度がなく、レンタカー会社の車でも、整備不良車があるので、運転前の点検を励行してください。

     市街地よりも道路が比較的単調な郊外で日本人ドライバーが事故を起こす傾向にあります。

     道路標識の制限速度が高い場所が多い割には路面状態は決して良くありません。制限速度の1〜2割減を目安に運転する位の配慮が必要と思われます。

     クイーンズランド州では、牛、馬などの家畜、カンガルーやポッサムなどの大小野生動物が道路上に侵入してくる場合も多くあります。また、家屋をそのまま大型のトレーラーに積載して反対車線にはみ出したまま長距離を運搬している場合もあります。このように日本では想像もしない物が路上を走っていたり、横切ったりすることがあるので、走行中、異常なものを発見した場合は、直ちに速度を落としてください。見通しの悪い夜間は、特に注意が必要です。

    【西オーストラリア州】

     郊外の道路は最高時速110キロの制限速度が設定されていますが、片側1車線で中央分離帯やガードレールが設備されておらず、脱輪による横転事故が多発しています。また、夜間運転時、カンガルー等小動物との衝突事故が発生しています。
     
  8. 自然体験、アウトドアスポーツ体験

    (イ)海
     四方を海に囲まれたオーストラリアでは、海水浴やサーフィンに適した海岸がたくさんありますが、日本人旅行者の海での事故が増えています。遊泳する際は、必ず遊泳禁止の標識が出ていないことを確認し、地元の人が多数遊泳していて海岸の監視員がいる場所を選んで下ください。

     中高年の方の、遊泳中の心臓などの疾患による病死も多く発生してます。心肺などに既往症がある方は、特に注意が必要です。本人ばかりでなく家族など周りの人がお互いの健康に注意しあうようにしてください。

     ダイビングは必ず2人以上で行い、ダイビングスポットの潮流などの状況を知っているベテランダイバー、あるいはガイドと潜るようにしてください。
     ダイビング中に仲間とはぐれた場合、潮流に流された場合などは必ず速やかに海面に浮上してください。過去に発生した事故でも、浮上せずに潜ったまま仲間を探していたために起きた死亡事故が多くあります。

    [クイーンズランド州での遊泳に際しての注意]

     州南部の海岸は、風が強く波が高い場所が多く、波が比較的穏やかな場所や入り江などでも、潮流が早い場所や、急に深くなる所が多いため、思わぬ所で事故が発生しています。また、これまでの事故でも、特に泳ぎの達者な入が多く犠牲者となっており、たとえ泳ぎに自信があっても過信は禁物です。

     州中央部から北部の海岸では、ボックス・ジェリーフィッシュと呼ばれる猛毒を持つクラゲが生息しており、刺された場合、その毒性により大人でもショック死する場合があります。通常の海岸では、このクラゲが発生した場合に看板などで注意報が出されます。海岸を選ぶ際には、地元の人たちが泳いでいないような海岸で遊泳しない方が無難です。

     ストーンフィッシュ、ブルーリングド・オクトパス、コウン・シエルなどの毒を持った魚介類が生息しています。ダイビングやシュノーケリングなどで海に入る際には、インストラクターや現地の海の事情をよく知った人から、事前の情報を十分入手してください。また、海中でむやみに生物に触れないようにしてください。

     鮫の来襲を知らせるシャークベルが鳴ったときは、直ちに海岸に上がってください。タ方、監視員がいなくなった後や、波の静かな時、曇天の時などには、特に鮫に対する注意が必要です。ケアンズ沖合、ゴールドコースト、サンシャインコーストなどで、鮫による被害が発生しています。

    [西オーストラリア州での遊泳に際しての注意]

     西オーストラリア州のビーチは、日本と比較して波が高く水温が低い特徴があります。
     海水浴やボディボードは、遊泳エリア(下半分が黄色で上半分が赤色の旗が掲げられた旗竿2本の間)で行うようお勧めします。

    (ロ)ツーリング
     夏場(11月〜3月)に奥地(アウトバック)を自動車、バイク等で旅行する場合には、水やガソリン等の十分な準備が必要となります。猛暑のため脱水症状を起こしたり、また、都市と都市の間にガソリンスタンドがない場合があり燃料を補給できず、途中で燃料切れを起こす事例があります。

    (ハ)ブッシュウォーキングを体験しようとする場合、一人歩きは道に迷ったり、事故に遭ったりする可能性があり危険なので、ツアーに参加するか経験ある同行者と行動をともにすることが賢明です。
     北部クイーンズランド州にあるマランダ警察署では、管内地域を訪れる旅行者の安全を図るため、旅行者に目的地や日程等を届けるよう呼び掛けています。

    (ニ)オーストラリアではラフティング(ゴムボートによる川下り)、ハングライダー、バンジージャンプ等危険を伴うスポーツを簡単に体験できますが、事故に伴う補償は期待できないので、リスクは自分の責任という覚悟が必要です。

    (ホ)オーストラリアでは自然と動物を大切にしているので、山野は野生動物と自然の宝庫となっていますが、そのため留意しなくてはいけないことがあります。
     例えば、西オーストラリア、北部準州及び北クイーンズランドの奥地(アウトバック)には、野生のワニが生息しています。なかでも塩水性のワニは人間を襲う危険性があるので、特に釣りや遊泳等の際は、禁止標識の有無の確認及び監視員(レンジャー)の指示を厳守することが必要です。

     また、クイーンズランド州では、猛毒を持つ毒蛇が生息していますので、ブッシュウォーキング等をする時はジーンズや長めのソックスを履き、音を立てながら歩く等の注意が必要です。オーストラリア全域に、レッド・バックと呼ばれる毒グモが生息していますが、このクモは致死性の猛毒を持っているので、背中に赤く細いストライプが縦に一本入った小さく黒いクモを見たら、近づかないことが必要です。なお、もし毒蛇に噛まれたり、毒グモに刺された場合は、救急サービス(TEL:000)に血清が用意されているので、直ぐに連絡を取ることが必要です。
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風俗、習慣、健康等
     オーストラリアではメイトシップと呼ばれる平等主義がひとつの社会規範となっています。そうした無階級性や社会的平等意識がたいへんに強い国民であることに留意する必要があります。

     1年を通じて花が咲き乱れ、日本にはないものを含めいろいろな種類の花粉が舞っているので、少なくともいわゆる花粉症の人や花粉アレルギーのある人は、あらかじめ対策を講じておくことが必要です。また、冬から春の季節は、1日のうちでも気候や気温の変化がたいへん激しく、風邪をひきやすいので注意してください。


    各州の状況

    【ニューサウスウェールズ州】

     シドニーでは、2005年12月、シドニー南部の海岸地区において、民族問題に絡む暴動が発生し、一時州政府は一般客の同地域への立入りを規制したことがあります。
     豪州では、未だ高い割合で民族への偏見があるとの報道もあります。日本の捕鯨問題や、戦後問題等もあることから言動には留意する必要があります。

     シドニーでは直射日光が日本の3〜5倍と強いので、長時間戸外で過ごす場合(特に屋外スポーツに参加する場合)には、帽子やサングラスが必要で、日焼け止めクリームの利用も効果的です。また、冬期(5〜7月)には、日中と朝晩、日向と日陰の温度差が大きいので注意が必要です。

    【ビクトリア州】

     メルボルンでは「1日のうちに四季がある」と言われるぐらい天候の変化が激しく、特に、夏期(12〜2月)は気温の日較差が大きいので注意が必要です。また、乾燥しているため風邪をひきやすいので、注意が必要です。

    【クイーンズランド州】

     紫外線が強烈なため、皮膚がんや白内障の予防が必要です。昼間の外出には帽子を被ったり、サングラスを着用したり、日焼け止めクリームを塗る等直射日光をさえぎる工夫をし、遊泳時も水から上がったらシャツ等を着て、紫外線から身を守るようにすることが必要です。

    【西オーストラリア州】

     夏期(12〜2月)は紫外線が強いので、昼間の外出には帽子やサングラスを着用したり、日焼け止めクリームを塗る等、直射日光をさえぎる工夫が必要です。

     州の健康法の改正によって1999年3月末より、公衆の集まる施設内での喫煙は、限定された特別な場所以外は禁止されています。禁煙区域で喫煙をした場合、最高500オーストラリア・ドルの罰金が科せられます。顧客に禁煙区域での喫煙を許した店舗の責任者や支配人等の従業員にも、最高500オーストラリア・ドルの罰金もしくは店に最高5,000オーストラリア・ドルの罰金が科せられます。

  1. 医療事情
     オーストラリア内の主要都市では医療機関が発達しており、日本のレベルと比較しても遜色ありません。救急医療体制もしっかりとしています。

     一方、地域によっては、医療費が高いところもありますので、海外旅行傷害保険への加入をおすすめします。
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緊急時の連絡先
[オーストラリア国内の緊急連絡先]
◎緊急(警察・救急・火災):TEL 000(国内共通)
◎警察:
 首都特別地域         :TEL 131-444
 ニューサウスウェールズ州   :TEL 131-444、1800-333-000
 ビクトリア州         :TEL (03)9247-6666
 南オーストラリア州      :TEL 131-444
 タスマニア州         :TEL 1800-005-555、(03)6230-2111
 クイーンズランド州      :TEL 1800-333-000、(07)3364-6464
 西オーストラリア州      :TEL 131-444、(08)9222-1111
 北部特別地域         :TEL 131-444
 DARWIN            :TEL (08)8922-3344
 ALICE SPRINGS         :TEL (08)8951-8888
[在オーストラリア各公館]
◎在オーストラリア日本国大使館 :TEL (61-2)6273-3244
◎在シドニー日本国総領事館   :TEL (61-2)9231-3455
◎在メルボルン日本国総領事館  :TEL (61-3)9639-3244
◎在ブリスベン日本国総領事館  :TEL (61-7)3221-5188
◎在パース日本国総領事館    :TEL (61-8)9480-1800
◎在ケアンズ出張駐在官事務所  :TEL (61-7)4051-5177
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(問い合わせ先)
外務省海外安全相談センター
東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(外務省代表)03-3580-3311(内線)2902
外務省海外安全ホームページ
http://www.mofa.go.jp/anzen/
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